訪問リハビリの役割

今年は多くの事業所様に訪問リハの紹介をいただいています。

左京区にある当施設においては、訪問リハビリのみならず、最近ではデイケアご希望の方も非常に増えてまいりました。

 

この理由を個人的に考えてみたところ理由は大きく2点あると思っています。

 

①地域に訪問系サービスが充実してきた

②病院が一生懸命かつ丁寧に退院支援をするようになった

 

①については、特に訪問看護サービスが充実してきました。大きな医療法人のみならず、地域の訪問看護ステーションが増加し、医療的支援が必要な方であっても安心して在宅生活ができるようになりました。

 

②については、回復期病院や地域包括ケア病棟が、しっかりと在宅復帰支援をしてくれています。

私たち訪問リハスタッフも退院前訪問指導に同行し、在宅生活での課題を共有する場面もあります。

病院のリハビリ職からは、プログラム内容をはじめ、注意してきたことや個人の趣味や特性なども伺っており、

同じメニューをするというよりも、混乱されないような配慮をしつつ、生活場面に適した連続性のあるアプローチを工夫します。

 

退院直後は不安が多いですので、日常の生活動線を確認して、段差解消や手すり設置を担当ケアマネジャーと調整したり、転びそうな場所を想定して家具の配置を変えたりといった環境調整も行っています。