平成27年度は訪問リハビリがスタートするとともに、介護保険改定によりデイケアのリハビリが大きく変わる一年となりました。
地域の皆様の声にも支えられ、フェアウインドきのリハビリテーション科は大きく成長いたしました。来年も地域とともに活動していきたいと思います!!
よろしくお願いいたします!!
リハビリテーション科 主任 小松顕
リハビリテーション科の野間理学療法士が12月末をもって退職となりました。
1月からは京都烏丸にヨガスタジオを立ち上げて、健康と予防医学に力を注いでいきます。
ご関心のある方は一度彼のところへ足を運んでください!
訪問リハビリでは外出支援の一環として、屋外歩行を行う場合があります。
本日は京都北大路通を歩きました。
すると利用者様が突然。
「これ先生なんていうか知ってます?」と質問されました。
一瞬何をいっているのか理解できませんでしたが、この格子を指していました。
(喫茶店の看板ではありませんよ)
「これは米屋格子といって、外からみてもすぐに米屋とわかるようにしているんですよ。京町屋によくあるんです。このほかにも糸屋格子、墨屋格子なんかもありますよ。」
と教えてくれました。
私たちには知らないことがたくさんあります。
老人保健施設で働いていると、利用者の皆さんから教えていただくことがたくさんあります。もちろん昔の知識や経験などは沢山教えてもらいます。
個人的には、生きる知恵やその方の価値観を語っていただくと、どんどん聞いてしまいます(笑)長年の経験が詰まっているから当然ですけど、一つ一つのエピソードに私自身の気付きがあるので人間的に成長させていただいていると実感します!
とくに人を育ててきた先生や経営者の皆さんからのお話しは深いですね。
素直に感謝と感動しながら、楽しんで働いています。
これから高齢者医療、リハビリテーション分野で働くリハビリ士が増えることを期待しています!
※写真の喫茶ギャラリー淳平さんHP
当初私たちが予想していた以上の反響をいただいている訪問リハビリです!
ご依頼の多いケースは、退院直後で自宅での動作に不安があったり、手すりや福祉用具などの環境設定とその後のフォロー、介助に関するアドバイスなどが多いのですが、最近では屋外へ外出したいけど不安があったり、認知症があるけれど趣味を続けたいという希望もあり、支援させていただいています!
今回も門から玄関のアプローチ部分の手すり設置にアドバイスをさせていただきました。階段を上る練習も頑張っています。
「家に来ていただくといつも以上に張り切って運動しています。随分元気になってくれて嬉しいです!」と喜びの声もよせられました。
リハビリスタッフを募集しています!
元気で明るく、高齢者のリハビリテーションに興味と関心のある方、
キラキラした情熱・愛情のある方を募集しています。
もちろん新人さんも大歓迎です!!
京都市洛北の高齢者がいつまでも元気で暮らせる地域づくりをめざしています。
まずは連絡ください。
施設見学にいらしてください。
お待ちしています!
詳細はこちらから
当施設ではリハビリマネジメントⅡを「居宅課題解決型マネジメント」として積極的に行っています。
例えば、「やっぱりトイレを使いたい」「料理をしたい」「買い物に行きたい」など、家庭生活で困っている日常生活動作や趣味活動の再開へ向け、施設内では身体機能練習、施設外では自宅での動作確認や環境設定、介護アドバイスといった訪問指導、並びに関連介護事業者との連携を密に行っていきます。デイケアでつけた力をご自宅で発揮していただけるような取り組みです。
詳しくはこちらをどうぞ。
12月5日に加古川で開催された老健のリハビリを創造する会へ小松、小川が参加してきました。テーマは「活動と参加の視点で社会参加を実現しよう」です。
次年度の診療報酬改定でもリハビリテーション関連のマイナス改定が示唆されています。
こらからのリハビリは機能訓練を行うことではなく、その先にある生活が豊かになることに焦点が当たります。
暮らしを支えるリハビリテーションを目指して、私たちフェアウインドきのは洛北岩倉地域の支援を行っていきます!
左京区事業者連絡会の定例会後に、通所部会の勉強会が開催されました。
今回は各事業者が特徴や事例について報告を行いました。
私たちも、リハビリマネジメントⅡのとりくみ事例について報告させていただきました!
詳細はまた、別の機会に!!!
これから国家試験を乗り越え、臨床現場へ向かいます。
どういう職場がいいのか悩んでいませんか?
私も就職先に悩み、総合的に勉強させてもらえそうな病院に勤務しました。
しかし、働きはじめると、自分の考えが甘かったことに気付きました。
『勉強させられるのを待っているだけでは何の力にもならない』ということに。
といった、自分に対する問題提起がなければ、
どこに行っても成長できないと思ったのです。
どこに勤めるかよりも、
どんな貢献がしたいか、
何を学びたいか、
誰から学びたいか、
日々の臨床から何に気付き、どこまで考察を深めるのか・・・
こういったことが大切だと現在は考えています。
もちろん、自分のライフスタイルに適した、
地域や分野、領域などがあります。
チームワークと将来を大切にしたい新人療法士さん、連絡ください!
介護老人保健施設フェアウインドきの リハビリテーション科
主任 作業療法士 小松 顕
電話:075-712-5252
アロマテラピーというと、「癒し」みたいなイメージが強いのでは。
昨今では精油の効果が医療・リハビリ業界の間でクローズUPされています。
シナモンとペパーミントがバイオフィルムという抗生物質でも効かない菌に有効性を発揮したという論文が出されました。
実際に最適な香りを選択することで、関節や筋肉の可動性や柔軟性も向上します。
環境をいかにコーディネートするかで、身体の動きが変わるのならば、積極的に活かした方がいいですよね。
ちなみに、この研修当日の私(小松)の身体は『レモン』の香りで柔軟性が向上しました!(フォト参照)
デイケアの利用者様といっしょにリハビリ体操を行っています。
1対1で行う体操の良さもありますが、利用者様同士の力を活用することで、発揮される力もあります!
お互いの自己紹介からはじまり、運動やミニゲームを実施し、身体と心をリハビリしています!
今日は施設の運動会!
良い天気に恵まれ、みんなで楽しく体をうごかしました!
今回の目玉は
「ペタペタペイントゲーム」
芸術の秋ということで、各フロアの利用者様がアート作品をつくるという企画!
決められた時間の中で、素敵な作品たちがうまれました!!是非チェックして下さい!
今日は施設の近所「京都たから保育園」のみなさんと芋掘り大会でした!
園児のみんなが大きないもを掘り、利用者さんがもつ籠にいれていきます。
利用者のみなさんも大きな声で応援していました。
これからも地域の施設と交流がふかまりますように!!
私(小松)が担当している利用者さん(男性)の話です。
リハビリの最中、ご本人が9年10カ月にわたり、寝たり切りになった義理のお母さんの介護をしていた話をされました。
在宅介護を始めるにあたり、ヘルパーの資格をとって介護の勉強もするほど熱心でした。
奥様は事業をされていたため、料理、洗濯、下の世話まで行っていました。
義母さんは寝たきり状態でありながらも、頭はクリアだったため、
「料理がまずい、こんなん食べられへん」
「もっとはやく着替えさせて」
などなど、非常に注文が多かったそうです。
その介護生活を9年10カ月。10年以上前、当時男性が介助をするとは考えられない時代です。
『介護者として、一番しんどかったことは何ですか?』と尋ねると、
嫌味を言われ、それでも9年10カ月介護をし続けて、
親類から何のねぎらいの言葉もなく、
葬式のときに「お世話になったらしいなあ」と他人事。
腹が立ってもう口きかへん!て思った。
と、当時の想いを語ってくれました。
介護している者が一番つらいのは、
その労力を、親族から認められないこと。
一番望んでいるのは、「ありがとう」の一言。
家庭で1対1。社会との関係も疎遠になりがちになる介護。
(育児もそうかもしれません)
介護する価値が認められるだけで救われるのかもしれません。
私たち専門職が行うべき援助。
直接援助ばかりを考えてしまいますが、
視点を高くもつことも必要だと思いました。
訪問リハビリで、屋外歩行の自立をめざすケースもあります。
秋晴れの空の下を、気持ちよく下鴨神社へお散歩です!
「病院で歩く練習をしてましたが、平坦な廊下をいくら歩けるようになっても、
実際の外の地面は歩けないことがわかったんです」
と、利用者様。
実際の地面は院内とは違い、波打ってぼこぼこしていますし、その抵抗をうまく足底がキャッチして歩く必要があります。それは想像より大変なんです。
訪問リハビリがスタートして本当に喜ばれています。
単なる散歩ではなく、危険予測や体調管理などを兼ねて自立を目指すのが訪問リハビリです!!
本日は地域の民謡グループ「だるま会」様をお迎えしました。
新花笠音頭からスタートし、みんなで息のあった手拍子で楽しみました!!
私たちスタッフも日本の文化を感じ、貴重な経験ができました!!
9月10日・11日に京都市実地指導を受けました。
京都市監査指導課の職員さんが、施設内の状況を確認し、カルテや計画書などが適正に作成、運営されているかを確認いただきました。
施設でのケアプラン作成についてのアドバイスやマニュアル作成のポイントなどなど詳しく丁寧に教えていただきました。
2日間の助言をもとに、業務改善や新たなシステムづくりに励みたいと思います!
昨日は救命救急講習でした。
人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの使い方などを学びました。
毎年施設で実施していますが、今年からテキストが変更になりバージョンアップしています。
私自身2年前に講習を受けているものの、再度実施してみると忘れていることやできていないこともあります。
日々の研鑽が必要ですね(汗)
8月29日30日と東京代々木で開催された第1回国際統合リハビリテーション学術大会へ参加してきました。
統合医療に関心を持つ200名のセラピストが全国から集まりました。
これからのリハビリテーションのあり方について考えを深める貴重な経験ができました!
訪問リハビリの登録者が増え、車とバイクのとりあい!?になっていました。
嬉しい悲鳴です。
ようやく新しいバイクがやってきました!
それも『屋根付き』
これで機動力UP!!
左京区の皆様のお宅へも伺いやすくなりました。
フェアウインドきの訪問リハビリテーション部門、益々活躍していきたいと思います。
今月の施設勉強会は、リスク員会が主催。
テーマは「危険予測」です。
施設の日常写真に基づき、どんな危険が潜んでいるか?を考えていきました。
グループに分かれて意見を出しあいました。
・椅子や歩行器が動線をふさいでいる
・ナースコールが押しにくい
・布団がくしゃくしゃで転落しそう
・スタッフの目配りがとどいていないかも
・座位姿勢の傾きが危険
などなど数多くの意見がだされました。
『スタッフ自らが考えて、意見を共有しあう』ことも大切ですね!
平成28年度のスタッフを募集しています!
元気で明るく、高齢者のリハビリテーションに興味と関心のある方、
情熱のある新人さん大歓迎です!!
まずは連絡ください。
施設見学にいらしてください。
お待ちしています!
連絡先
フェアウインドきの 採用担当 宇都宮
もしくはリハビリテーション科 小松まで
電話 075-712-5252
住所 京都市左京区岩倉幡枝町2250
土曜日の朝は、2階フロアでの集団体操です!
さわやかな朝の空気を思いっきり吸い込むところからスタート。
リハビリスタッフによる体操は、その時々の利用者様の状況に応じて、プログラムを調整していきます。
今日は、杉山PTピアニカで歌の会が開かれましたよ!
今日でお盆も終わりです。
夜には五山の送り火。天候に恵まれますように。
当施設のリハビリ科は、お盆休みなく運営していました。
これからも末永く皆さんの健康をサポートしていきます!
くれぐれも、体調管理に気を配ってくださいね!
訪問リハビリを今年1月からスタートさせ、地域の皆様から喜びの声をたくさんいただくようになりました。
これまでは、外出できない方を中心でしたが、今年度の制度改定から『自立支援』を目標とするプログラムを積極的にとりいれています!
などなど。ご利用事例は様々です。
もちろん、自宅での生活動作の改善などを目的に実施する場合もあります。
もう一度自分らしい生活を取り戻すための『訪問リハビリ』
京都市左京区を中心に、フェアウインドきのスタッフが飛び回っています!!
ご興味・ご関心がありましたら、担当スタッフまでご連絡ください!!
本日は京都老人保健施設協会第二ブロックのリハビリテーション部会でした。
稲門会3老健のセラピストが中心に『生活行為向上リハビリテーション研修』の伝達講習を実施しました。
生活行為とは、トイレや入浴、掃除、買い物、外出など、私たちが日々の暮らしの中で行う活動そのものです。
生活行為を向上するためには、活動そのものを分析し、どこでつまずいているのかを把握します。その方の機能や能力に応じてプログラムを段階的に組み立て、自立へと導くのが『生活行為向上リハビリテーション』です。
今年度より開始となった
「生活行為向上リハビリテーション実施加算」
今回はこの加算について、リハビリテーション科勉強会を行いました。
やたら長い名称ですが、この『生活行為』の獲得へむけたリハビリが、これからのスタンダードになってくると思われます。
リハビリというと、機能訓練というイメージが強く、筋トレや運動療法のみがクローズアップされてきました。しかし、身体機能を改善するだけではなく、その先にある『生活』『暮らし』が最適に行えることが大切だと、厚生労働省は語っています。
私たち現場のスタッフも視野を広げ、利用者様の自立支援へむけて、枠にとらわれずに臨床を展開していきたいと考えています!
激しい暑さ!
京都市内は36度を越えています。
梅雨明けはしたのでしょうか?
きの村の畑では、力強く青々とした野菜たちが育っています。
今年の向日葵も3mぐらいまで伸びています!!
皆様熱中症にはご用心!!
毎朝、中庭で育てているゴーヤへケアスタッフと一緒に水やりに来ています。
じょうろを用意して、水をいれ、歩行器で運んで、愛情込めて育てているんです。
身体機能の向上だけでなく、生活リズムを整えたり、やる気を引き出す『生活リハビリ』が進行中!
本日は岩倉南小学校区のすこやか学級で、地域の皆様へむけて講演です。
野間理学療法士が姿勢をテーマにお話をしてくれました。
良い姿勢は肩こりや腰痛、膝痛の改善にもつながります。
今回のポイントは4つです!
ことを皆さんで動きながら確認しました!!
皆様から、多くの質問が寄せられ、参加された方々の意識高さを感じました!
先日、関東の特別養護老人ホームにおける誤薬事故後の死亡がニュース報道されていました。
その施設ではたびたび重篤な介護事故が発生していたにもかかわらず、行政報告もなく運営されていたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150704-00000075-mai-soci
当施設でも気を付けなければなりません。
介護事故は0件にするのは困難ですが、日常のヒヤリハットをキャッチし、重篤な事故発生率を減らすことは可能です。
今日の申し送りで、2階フロアの夜勤スタッフが見事に事故発生を回避しました。
青魚が禁忌の利用者様に、「青魚が乗っている!」と慌てて食事を取り換えました。
なぜこのようなことが起こったかというと、認知症のある別の利用者様が、良かれと思って自分の魚と取り換えていたようでした。
以前からお世話好きな方で、よく身の回りの世話をしていたのです。
利用者各自の特徴や状態を常に把握しているケアスタッフだったからこそ、変化に気付くことができたファインプレーだったと感じます。
当たり前のことかもしれませんが、入退所の多い施設で50名の日常すべてを頭に入れておくことは、さすが介護の専門職だと感動しました。
利用者のことを、理解し適切なケアをする姿勢が、事故を未然に防ぐなによりの予防策だと思います。
こういった素敵なスタッフが施設にいると、私たち関連職種は誇りに思います!
作業療法士 小松 顕
6月24日に行われたリハビリ部会研修会は「介護保険報酬改定について」
今年の改定ではデイケアのリハビリが大きく変更しました。
未だ運用に苦慮している施設が多いのが現状ですが、参加した京都府下のリハビリ職員は、熱心に耳を傾けていました!!
リハビリテーション科の勉強会。本日は山本OTが歩行器の選び方をレクチャーです。
(※山本OTは福祉用具業者での勤務経験があり、福祉用具プランナー資格保持者です)
歩行器にもいろんなタイプがあります。
やはり福祉用具は「用途」が大切。
いつ、どんなときに使うことが多いのか?を明確にすることで、
よりベターな歩行器を選ぶことができます。
屋外で使うなら車輪が大きい方が、安定感が得られやすいと思います。
押しているうちに、どんどん前に倒れそうになるなら抵抗器がついているものがいいかもしれません。
私たちリハビリ士は福祉用具業者と連携をとり、身体にフィットしたものを提案していきます!!
LifeLikeという雑誌に当施設が掲載されました!!
「介護老人保健施設」の特徴について取材をうけました。
などがわかりやすく説明されています。
面会ブース(テレビ前)に置いてますので、手にとってみてください!
火曜日の午後は創作活動。
手芸などが好きな人が集まり編み物や貼り絵を行っています。
リハビリスタッフとお話しながらゆっくりと作業しています。
指先を使うと認知症の予防にもなります。
今度はどんな作品ができるのか楽しみです!
いつまでも趣味は持ち続けていたいものです。女性は手芸が得意な方が多いです。
デイケアの利用者様には折り紙が好きな方が多く、リハビリ終了後に、アシスタントの今井さんを探して、折り紙教室が開かれます。
今回はとても難しい立体的な花の作成。
難しくても果敢にチャレンジするのがステキですね!
「やりたい」という願いを、最適に叶えたいと願うリハチームです。
他にもいろんな作品が仕上がっていますよ!
就寝時の足元はどうされていますか?
基本的には「頭寒足熱」がおススメです。
私は市販されている冷え取り用靴下を履いています。
天然素材の絹と綿の靴下の重ね履きをしています。
とにかく足元を冷やさない工夫をしてはいかがでしょうか?
靴下の他にも、湯たんぽの使用も効果的です。
電気毛布ですと、ずーっと熱いので、体内の水分が蒸発しやすくなります。
汗をかくと身体が冷えるのでバランスが大切です!!
また、就寝時の水分バランスがくずれると「こむら返り」にもなりやすくなります。
自然な温かさで足元ケアを!!
冷えを防ぐためには、内臓を冷やさないことが大切です。
すぐにできることは、朝いちばんの白湯です。
お湯を飲めば、お腹があったまります。
朝食前に、白湯をのむと、食道から胃に到達し、お腹の中へしみこんでいく感覚も味わますよ(笑)
朝は体温が一番低くなっていますし、体内の水分も蒸発しているので、白湯が身体に吸収されやすく、温まりやすくなります。
私の場合、はじめは味気なく言われるがまま実施していましたが、数日するとほんのり甘いような、おいしさを感じるようになりました。
電子レンジで数秒なので、お手軽簡単ですよ!
本日は施設のビックイベント
「けやき祭」でした!!
午前中には雨がふっていましたが、午後からは見事な晴天となりました。
北陵高校吹奏楽部による演奏からスタート。懐かしのメロディーを素敵なアレンジで奏でていただきました。
利用者様からは「涙が出るほどうれしかった!!!」と感想を述べる方もいらっしゃいました。
その他、利用者様とスタッフ協働のファッションショーや、利用者様による「きのの音」楽団による演奏、精華大学サークルによるフラメンコなど盛りだくさんでした。
デイケア利用者様による「スイーツ部」が今年もクッキーを焼き、可愛いラッピングをして提供してくれました!
盛大なお祭りとなりましたよ!!
「体温が高ければ免疫力も高い」と言われています。
ある調査報告によると、1957年の大人の平均体温は36.89度だったそうですが、2008年には36.14度へと低下しているようです。子供の場合は、実に1度も下がっていることが判明しているそうです。
それだけ現代人は、免疫力・抵抗力が低下し、病気にかかりやすくなっていると考えられます。
体温は1度下がると、代謝が10~20%落ち、免疫力は30%低下するので、さまざまな症状を引き起こしかねません。
施設の例で恐縮ですが、抵抗力の高い方は、病気にかかったら発熱します。
しかし、本当に抵抗力がなくなってしまうと体温が上がらなくなる場合があります。
つまり、病原菌をやっつけられるほど体温をあげられなくなり、異常の変化に気づきにくいこともあるわけです。
若い世代も平熱が低い方は要注意です。
体温が下がれば、血液循環が悪くなり、老廃物の排泄処理がうまく働かなくなり、病気にかかりやすくなります。
日頃から冷やさない身体づくりが大切ですね!
(参考文献:『冷えとりの知恵袋』講談社)
文責:小松顕
主婦は毎日洗濯を行います。
この「洗濯」という生活行為で難しい動作といえば・・・
①洗濯物を洗濯槽から取り出す動作
②洗濯物を干すときの動作
です。
干すときには、
・少しかがんで、籠から洗濯ものをとる
・両手でしわを広げる
・物干竿まで両手を伸ばす
・洗濯バサミで竿に固定する
といった動作が必要になるわけです。
ここで大切な運動機能といえば、立位のバランス能力。
もちろん両手の細かな動き(協調性・巧緻性)も大切ですね。
今日はデイケア利用者様といっしょに洗濯作業をしました!
「最近はお嫁さんがやって、私は全然やってないわ・・・」
「いつでも手伝うし、声掛けてや!」
などの会話が生れます。
高齢者も役割が必要です!!
高齢者じゃなくても役割は必要です!!
家族や周りのために役立ちたいという気持ちが、生きる力になると考えます。
みなさんの暮らしが、いっそう輝きますように!!
冷え性の人はたくさんいらっしゃいます。
私、小松も身体が冷えやすいタイプです。
冷えは何も冬場の問題ではないんですよね。
実は夏場から注意する必要があるのです。
エアコンの効きすぎた室内
露出の多いファッション(特に足元、下半身)
冷たいものを口にする
など・・・・
日本でも「頭寒足熱」と言います。
足が冷えてしまうと、必然的に頭の方へ熱がいってしまいます。
またあついからといって、冷たいものばかりを口にすると
内臓が冷えてしまい、内臓の機能不全が生じます。
体温が下がると免疫力が低下します!!
長生きのためには、冷やさない工夫が必要です。
具体的な方法は、また別の機会に・・・・
(作業療法士 小松顕)
昨日は京都市の集団指導へ参加してきました。市内の介護事業所が大勢集まり、会場に入りきれないほどでした!
それだけ高齢者が増え、地域ニーズが高まっているということですね。
私たちフェアウインドきのも、自立支援へ向けて、さらなるチャレンジをしてきたいと思います!!
今月のリハビリ勉強会の担当は杉山PT(理学療法士)です。
対人援助技術について、発達心理学をベースに伝えてもらいました。
身体面だけではなく、心の状態にも着目して、利用者様へのプログラムを展開していく、フェアウインドきのリハビリテーション科でありたいと思います。
橘大学の理学療法学科の学生さんが、6週間の臨床実習を終えました!
Q.今回の実習で一番印象に残ったことはなんですか?
訪問リハビリに同行させていただいたことです。セラピー場面だけでなく、家屋環境の評価や家族の様子、対象者様の生活史や価値観などを深く見つめる必要性を感じたことです。他にデイケアの体験といった他部門見学ができて良かったと思います。
Q.ケースを担当して治療をやってみた感想は?
今回担当させてもらったのは、比較的自立度の高い方でした。しかし軽度の認知症もあり、会話に戸惑うこともありました。後半はかぜのため治療できない日がありましたが、歩行器ブレーキのかけ忘れについて、歩行器にメモをつけたり、動作アドバイスを繰り返すことで、日常生活での習慣改善が図れたように思います。
Q.日常習慣が改善は、フロアのスタッフからの情報収集の上で感じましたか?
リハビリスタッフからの情報だけで、看護・介護士のみなさんから情報はとれていませんでした。生活全体をつかむためには、介護士からの情報収集が必要だと改めて実感しています。特に夜間から早朝へかけての様子をつかむ必要があると思いました。
Q.今後に向けて一言
次回の実習、これからの臨床では他部門からの情報収集や家族の願いをしっかり聞いていきたいと思います。また振り返れば余暇活動の充実へむけて、もう少し考えられたらよかったと感じています。ありがとうございました。
6週間の実習で、他部門との連携について大いに学ぶ機会になったようです。
これからも、大いに学び成長してください!!
ホームページ内に新しいコンテンツ『老健ってどんなところ?』を作成しました。
京都老人保健施設協会の機関誌より抜粋しています。
老健の特徴『リハビリテーション機能』を、当リハビリ科はしっかりとサポートします。
ミドルステイといわれる1~3か月間の集中的リハビリにより、機能改善や生活動作向上、環境調整などを行いながら、末永く在宅生活が続けられるよう支援していきます!!
先日の生活行為向上リハビリテーション研修で、やっぱり大切だと実感したのが
「コミュニケーション能力」
リハビリスタッフは運動機能を向上させるだけでは、パフォーマンスが低いんです。
対象者の意欲を引き出し、日頃からの意識を高めることで、より効果的なリハビリとなります。
本当に願っていることを実現していくサポートが私たちの仕事だと考えています。
今回はリハビリ科で『やる気を引き出すコミュニケーション方法』をテーマに勉強会を実施いたしました。
勉強会のページで当日使用した資料がダウンロードできます。
ご参考までにどうぞ!!
5月11日・12日の二日間、生活行為向上リハビリテーション研修会へ作業療法士の小松が参加してきました。
当日は約450名のリハビリスタッフが西日本各地から集まってトレーニングをうけてきました。
主に、平成27年度介護保険改定を踏まえてデイケアの目的や在り方の再確認と、リハビリテーションマネジメントと新書式の作成方法について学び、
二日目は生活行為向上の計画書を具体的に作成する演習を行いました。
グループワークでリハビリプランを作成するのですが、討論すると自分にない新たな視点に気付かされます・・・
今回の事例は絵画教室で再び教えたいが不安があるというケースでしたが、
・絵画なら絵具を出すような指先の操作やピンチ練習
・画材を買いに行く練習
・道具を運ぶ練習
・絵の構成や工程を考える評価と練習
・自宅で絵をかくスペースを家族と調整する
・絵画教室まで歩く練習と福祉用具の手配
・買い物するための金銭管理
・その他家族から支援をとりつけるための訪問指導
などなど、沢山の視点をいただきました。
改めて作業療法士として、活動分析の在り方や希望の把握方法などを学ぶきっかけとなりました。
いまだ不透明な平成27年度の介護保険改定ですが、しっかりと在宅支援できるように、リハビリ体制を整えていきたいと思います!!
『人生は自分で作らないかん』
そう語り始めたのは、現在ご入所中のSさんです。
Sさんは、これまでうどん屋を経営し、各地へ店舗を広げていきました。
現在は住宅改修と、お孫さんの出産を控えて、当施設でリハビリ入所しています。
『人に頼っているのではなく、
自分で考えて決めていくことが大事なんです』
続けてやさしい瞳で語りました。
『私はね、考えることが楽しいんです。
次の店はどうしたらいいかと考えるでしょ。
だから、考えることは楽しいことなんです』
とても力強い言葉です!!
『人に喜んでもらうことが大切なんですよ。
気持ちよく、楽しく働いてもらわんといけません。
そうすれば、一度旅立った人も、戻ってきます』
お客様だけではなく、従業員へも気を配り、丁寧に育てていたことがわかります。
手を抜く従業員がいたらどうするんですか?と尋ねると、
『それは注意します。
大切なことは人に喜んでもらうこと。
私はそれを伝えたいんです』
Sさんは、豊富な人生経験を通して、私たち若い世代に貴重なメッセージを送ってくれました!
すべての話を聞くと、改めて
『人生は自分で作らないかん』という言葉が深くなります!
しっかりと受け止める必要がありますね!
(文責:小松顕)
午後のリハビリ室はデイケア利用者様が自主トレーニングに集まります。
今回は野間PTを囲んで、コルセットの使い方の相談会。
腹筋の使い方などを助言していました。
各自の身体や健康のことを相談したりアドバイスをもらったり・・・・
「自分のことは自分で」
みなさんの意識の高さに感動します!
厚生労働省の統計(平成26年)によると、65歳以上の高齢者がいる家庭のうち、独居もしくは夫婦二人暮らしの割合は全体の4割になっているようです。一人暮らしの割合はどんどん増加傾向にあります。
皆さんは、ご家庭でどのような夫婦の会話をされていますか?
デイケア利用のBさんもご主人と二人暮らし。
ご本人様がおっしゃるには、ご主人は介護面では厳しく、できることは自分でするようにうながしているらしいです。
ですが、日々の夫婦の会話はかなり多く、昨日も大河ドラマを見て、幕末の日本について丁寧に解説をしてくれたと語ってくれました。
ご主人は「我慢と感謝」をモットーに介護をしているようです。
ご夫婦にある二人のヒストリー。
私たちも豊かな人生を送るために、日頃のコミュニケーションを大切にしなければならないと思います。
夫婦間、家族間で愛情と感謝に満ちた会話を心掛けたいですね!
(作業療法士:小松顕)
すがすがしい快晴が続いています!
いよいよ来月の6日は施設のビッグイベント『けやき祭』です!!!
今年の祭は利用者様の舞台があります。
今日は中庭で合同練習でした。
小寺委員長、桑副主任の指揮に熱が入ります!
けやき祭は6月6日です。お楽しみに!!
今日はすがすがしい晴天です!
デイケアでは、昼からのリハビリ体操を屋外で実施。
けやきの木の下で、みんなで身体を動かしました!
体操の後は、レクリエーション。
ボールを蹴って得点を狙う、サッカーゲームを実施しましたよ!
「介護保険と介護保険改定について」
宇都宮事務次長が講師となり、施設内研修が開催されました。
改定ごとに複雑になる介護保険・・・
事業所泣かせでありますが、高齢者自立支援へむけて、厚生労働省が力をいれていることはわかります。
地域包括ケアを支える中核として老人保健施設の役割をはたせるフェアウインドきのになりたいと思います!
これまで栄養委員会では、季節にあわせたメニュー提供やおやつレクリエーションといった、生活の質QOL向上をメインにした議論がなされていました。
今年からは、この委員会をブラッシュアップさせて、利用者様の有意義な食支援をテーマ設定にしました。
栄養委員会の3つの柱
①栄養:食事そのもの、食事形態、栄養管理など
②機能:摂食嚥下機能、食事動作、姿勢維持など
③質 :環境設定、お楽しみ、季節感など
経口維持をすすめるうえでの定期カンファレンス(会議)の場では、
まずは、言語聴覚士と管理栄養士協働でのラウンド評価結果の確認と、
看護、介護スタッフによる日常的な観察評価、
医師による確認と今後の定期診察
など検討と方針の確認を行います。
摂食嚥下については言語聴覚士が中心となり、会議の場をリードしていきます。
リハビリテーション科としての役割をいっそうはたせるように邁進していきます!
先月より訪問リハビリがスタートした利用者様と屋外歩行練習を行いました。
体調に日差があるため、閉じこもり予防と、外出支援を目的としたプログラムを実施しています。
先日の最高に晴れた日、
二人で下鴨神社まで歩いてきました!
利用者様が境内を案内してくれて、
御手洗祭が行われる場所を紹介していただきました。
訪問リハビリ開始時、ほぼ寝たきりという話しを伺ったていたのですが、
現在気持ちが少しずつ上昇中です!!
平成27年度より、生活行為を向上させるリハビリテーションが推奨されています!
利用者様の願いを叶えるリハビリ支援を行っていきます!!
訪問リハビリがスタートして3ヶ月が経ちました!
ご利用者様から、実施してからの感想が寄せられましたので紹介します。
今回のケース担当は野間理学療法士です。
とっても嬉しい感想をいただきました!!
訪問リハビリのご利用希望の方は、こちらをご覧ください。
お気軽にご連絡・ご相談ください!!
退所前の訪問指導を終えて最終の調整段階。
利用者様と一緒に調理実習です!!
主に行ったことは
①お茶を入れる
②包丁を使う
③食事・食器を運ぶ
の3点です!!
実際に簡単な調理を自宅でも行っているようですが、主にヘルパーさんが手伝っているようです。
事前のリハビリでも、模擬的な包丁練習、電磁調理機のスイッチ練習、歩行車のトレイにお湯を入れて運ぶなど練習を繰り返してきたので、実際の調理実習もスムーズでした!!
しっかり後片付けをした後で、卒業証書の授与を行い、無事昨日ご自宅へ戻られました!!
今後もフェアウインドきのは地域での生活を支援していきます!!
平成27年4月、介護保険制度が改定されます。
今回、幅広く制度が変更されるのですが、3月20日現在においても、具体的な運用方法については示されていません。
現在わかっている範囲で皆様に概要説明させていただきます。
Q.デイケアのリハビリにどのような変更があるのですか?
A.現在要介護の方に個別リハビリが実施されていますが、基準となっている「個別リハビリテーション」がなくなります!また、「リハビリテーションマネジメント」として、利用者様へのサービスを、他職種の協業でプランを作り、提供することが重要となりました。
Q.個別リハビリがなくなるのですか?
A.全てなくなるわけではありません。退院・退所後3か月以内の短期集中リハビリは継続して実施されます。
Q.3か月を超えたらどうなりますか?
A.現在のところ個別のリハビリはできなくなり、今まで通りの実施は考えにくい状態です。厚生労働省は介護領域のリハビリが長期間漫然と、慰安目的で提供されている可能性が高いとしています。個別での機能練習は必要ですが、集団活動や社会参加に着目し、自立した生活支援することを求められています。
Q.フェアウインドきの個別リハビリを受けることはできないのですか?
A.リハビリテーションマネジメント(Ⅱ)が創設されます。マネジメントにより、個別リハビリの目的・目標を関連職種(医師、リハビリスタッフ、介護職、居宅ケアマネジャー等、その他の居宅サービス事業者)で定め、医師による計画書の説明を行い同意の上、実施していきます。
詳しい運用方法(Q&A)は厚生労働省より3月30日に発表される予定です。どの介護保険事業所も次年度からの運営方法に苦慮しているのが現状です。
詳しくは情報が定まり次第、お伝えしてまいります。
ご意見、ご相談はリハビリスタッフが承ります。
ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
リハビリテーション科 主任 小松顕
本日、2週間の検査測定実習が終了しました。
理学療法士学科の学生さんの感想です。
Q.今回の実習全体を通しての感想は?
うまくできないことが多かったのですが、実習は楽しいかったです。
親切に教えてくれたので、いい実習地に恵まれたと思いました。
Q.実習中で一番印象に残ったことは?
朴先生(当リハビリ科顧問で月に1回程度勤務)から手紙をもらったことです。
自分のために、応援のメッセージをもらいました。
理学療法士になれるか心配だったんですが、
「僕でもなれたんです!頑張ってください!!」と書かれていて感動しました。
Q.今回の実習での達成度はどれくらいですか?
学校では友人と練習していたのですが、やっぱり現場となると違いました・・・
MMTの力の入れ方やROMの測定方法など、検査の再現性についても考えさせられました。
できてないところがたくさんあり、練習する必要性を感じました。
Q.実習で一番学べたことは何ですか?
観察する目が大切だと思いました。今後特に姿勢について考えてみたいと思いました。帰りの電車で人の姿勢を意識してみるようになったり・・・
また、その場面だけの会話で判断するのではなく、視野を広く持って、生活の背景を考えることも大切だと思いました。
Q.視野を広げるって具体的にどうゆうことですか?
利用者様との場面では具体的にできないのですが・・・
小松主任に最初いろいろ注意され怖い人だと思ってました(笑)
でも、先日見学させてもらったときに、丁寧に教えてもらうことで、単純に人を判断してはいけないと思いました(微笑)
Q.では視野を広く持つために、これから取り組みたいと思うことは?
友人との会話なんかでも深く考えてみたいです。深く人と関わることも大切だと感じました。
Q.最期に一言どうぞ
徹夜でレポートすることがつらかったです(笑)このまま次の実習になると思うと・・・あらかじめ検査の表をつくったり、レポートのフォームをつくるなど、事前の準備をしておきたいと思います。もちろん勉強もします。
まだ将来の分野は未定ですが、対象者様に生きる希望を与えられるような理学療法士になりたいと思います。
(インタビュー:作業療法士 小松 / 理学療法士実習担当:青木)
3月6日(金)症例報告会を行いました!
当施設は年度末に、各部署ごとに利用者様へとりくんだ実践報告を行っています。
日々の臨床をまとめることで、客観的に自分たちのとりくみを分析することができます。
今年度は、生活リハビリを主眼においたテーマが多くみられました。
①地域連携室:「生活リハビリにおけるケアマネジャーの関わり」 発表者:江端マサ子、高田茂樹
概要:今年度生活リハビリ効果検証事業でとりくんだケースを取り上げ、ICFステージング評価からケアプラン作成までのカンファレンス内容に焦点を置き、有効なプラン作りと実践へのつながりについて報告しました。
②看護部門:「褥瘡治療に向けての生活リハビリのとりくみ」 発表者:山田有希 山口紀子
概要:パーキンソン病が進行とともに機能レベルが低下して褥瘡が発生したケースにとりくみました。幹部の処置だけではなく、生活サイクルを見直し、ケアスタッフと協業のもと、日常の歩行誘導を行い、最適な個別ケア・生活リハビリにより、迅速に治癒することができました。
③リハビリ部門:「介護場面で抵抗のある認知症利用者への関わりを通して」 発表者:塚本真弓
概要:重度の認知症により介護場面で抵抗が強い利用者様。家族は運動機能練習を希望していましたが、利用者様との関わりのなかで、刺激量の調整やなじみのある作業活動を行うことで、表情の変化やコミュニケーションが取れる場面を見出すことができました。とりくみを繰り返し在宅復帰したケースを報告しました。
④デイケア:「心通うデイケア〜部活動のとりくみ」 発表者:福井瞳 堀田岬
概要:デイケアではクラブ活動を活発に行っています。おやつ作りや書道、折り紙、鍛えて遊ぶ、など様々。とりくみの成果を動画を使い、生の声を届けてくれました。
⑤2階介護:「家族と共に歩む、O様の生活向上」 発表者:岡本智美 三好優子 須村仁
概要:好物のお寿司を食べに外出することを目標に、歩行、排泄、食事動作の向上にとりくみました。リハビリ、看護師のみならず、家族の協力もいただき、夢であったお孫さんとの外出がかないました。ICFステージング評価でのレベル向上も図れ、他職種協業の成果と家族とのつながりについて考察を交え報告しました。
③3階介護:「水分摂取その先に」 発表者:辻勇樹 伊藤忍
概要:水分摂取量が少ない利用者様もいらっしゃいます。脱水予防につとめ、二次的な心疾患や脳梗塞予防することも大切なケアの一つです。お茶の提供回数や量、種類などに工夫を重ね利用者様の生活改善にとりくんだ事例を報告しました。
今年度の症例発表会は、どの演題も興味深い内容でした!!!
講評を待つ間には事務長より次年度介護保険改定の解説も行わました。
盛りだくさんの研修ですが、いよいよ療養部長による講評です。
みんなドキドキしながら聞き入っています!
そして、各賞の発表です!!!
最優秀演題は・・・・
見事、2階チームでした!
今年度は、どの部門も情熱的で愛情のこもった演題だったと思います!
生活リハビリを意識的に行うことで、浸透してきたリハビリ・ケアマインド!!
次年度の発表会も本当に楽しみです。
発表者の皆さん、お疲れ様でした!!
(文責:作業療法士 小松顕)
本日は野間PTが担当し、リハビリ科勉強会を行いました。
4月の制度改定を目前に、キーワードとなる地域包括ケアの考え方や、これからの介護保険の動向などを学びました。
私たちリハビリ科は、地域の事業所とも協力しあい、利用者皆様の健康に役立てる存在でありたいと考えています!
今日はリスク委員会からの発信です!
日常のケア、介助。もちろん方法は学校などで学んできています。しかし、その理由をしっかりと理解されている人はどれだけいるのでしょうか?
より良い介助は、最高のリハビリです。
今回は日常頻繁に行っている寝返り、起き上がり、移乗の介助方法の理由を学びました。
みなさん介助体験を繰り返しながら、スキルアップを図りましたよ!
こうした取り組みを通し、施設の生活リハビリをさらに強化していきます!!
今日はリハビリ科のみんなで、次年度介護保険改定の概要について勉強会を行いました。
正直なところ、今回は大変厳しい内容となっています。
リハビリとしてはかなり残念な内容に・・・
というのも、27年4月からデイケアの個別リハビリ報酬がなくなります!
つまり、デイケアの個別リハビリは実施は必要ですが、これまでのようにやってもやらなくても一緒ですよ・・・という内容です。
悲しいですね。
国の方向性としては、軽度の方(要支援など)は、すみやかにデイケアを卒業して、地域の中で自立・社会参加してくださいと誘導しています。
そのための新しい加算項目「生活行為向上加算」などがあります。
これまでのリハビリは、時間が勝負でした。
1回20分を売っていたのです。
しかしこれからは、専門職の立場から利用者が願う夢を描き実現するまでの過程(マネジメント)が主力の商品となるわけです。
厳しい面もありますが、発展できる可能性を秘めた改定です。
しかし、進行していく病気の方への継続的な機能練習は、しっかりと評価してほしいですね。
スタッフみんなで力を合わせ、新たなフェアウインドづくりに力を注ぎたいと思います!!
生活リハビリ説明会を開催しました!
地域のケアマネジャー様7名、地域包括支援センターからもご参加いただきました。
作業療法士の小松より、「なぜ今生活リハビリなのか?」を次年度介護保険改定の主旨から説明を行い、介護スタッフの福永からは在宅復帰を目指した入所利用者のとりくみケース、デイケアから介護主任の小寺が家族と共に歩行支援にとりくんだケースを報告しました。
報告後の意見交換では、これからの地域支援・リハビリの方向性や訪問リハビリについて、活発な話し合いが行われました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!!
今日は橘大学で稲門会セラピスト勉強会でした!法人老人保健施設のリハスタッフを対象にした、18時半からのナイトセミナーです。
大杉紘徳先生から「高齢者の評価」、兒玉隆之先生から「手を脳で考える」をテーマに講義いただきました。
大杉先生からは、さまざまな機能評価法とその信頼性を、文献などから丁寧に解説していただきました。評価が示す意味をいかに解釈し結果を導き出すかがセラピストの役割です!最近注目されている「サルコペニア」についても学習することができました。
兒玉先生は、手と脳の関係をわかりやすく解説してくれました。
手に現れるその人の人生!
個人的に「人の手にはストーリーがあります」という言葉にしびれました(笑)
手は単に動けばいいのではなく、目的を遂行するために能動的に動く器官です。
脳が身体の動かし方やその先の状態像をイメージできることで、合理的かつ円滑な動作がうまれます。脳の働きを学ぶことで、セラピストはリハビリプログラムに応用性を持たせ取り組むことができるわけです。
学びと臨床の統合により、日々成長していきます!!
今月の施設内研修は「高齢者虐待」がテーマです。
京都市岩倉地域包括支援センターの松本様・尾河様を迎えて講演いただきました。
昨年のニュース(朝日新聞)ではシニア向けマンションでの虐待事例が報道されました。
高齢者虐待には主に、
①身体的虐待(身体に外傷があるなど)
②介護放棄 (長時間の放置による衰弱など)
③心理的虐待(暴言、拒絶など)
④性的虐待 (わいせつな行為)
⑤経済的虐待(財産を不当に処分するなど)
の5つがある法律で定義されています。
介護にかかわるスタッフであれば、虐待はいけないことぐらい十分に理解しているはずですが、なぜ悲しい事件がおこるのでしょうか?
厚生労働省の調べによると、事件の起きた施設の約3割が認知症や要介護度の高い特別養護老人ホーム、次いで認知症対応のグループホームになります。発生要因として「教育、知識、介護技術などの関する問題」(55.3%)、「虐待を行った職員の性格や資質の問題」(28.6%)になっています。
いつしかスタッフの感覚がマヒして、世間の常識と施設の常識がかけはなれてしまい「不適切ケア」がつくられいき、その結果悲しい事件へと発展していると考えられます。
勉強会では「危険予知訓練シート」を参考に、DESK法を使い分析しました。
DESKとは、
D:描写
E:共感
S:提案
K:選択
として、客観的事象と主観を区別することで、その場で発生したことをチームで共有し解決していくツールです。
今回改めて、自分たちのケアに「不適切な部分がないか?」と自問自答する習慣が必要だとスタッフ一同再確認できました。
個人で抱え込まないチームワークで、施設全体のスキルを高めていきたいと思います!!
岩倉地域包括支援センターの松本様、尾河様、ありがとうございました!!!
(作業療法士:小松顕)
今回は本田PTに「動きの中のポジショニング」をテーマにリハビリ科勉強会を行いました。
ポジショニングとは、快適で自然な動きを活かすことで、床ずれや関節拘縮などを予防するアプローチです。
単に傾いているからクッションで支えてしまっては、よけいに筋肉の緊張を高めてしまう場合があります。
その方の状態に合わせて、安心、安定して、動きをひきだせるような姿勢を作ることが必要になります。
例えば、写真のように手が胸の内側に引っ付くように緊張が高まっているケースでは、胸にクッションを入れるだけではなく、腕の下にできる隙間を埋める必要もあるわけですね!
高齢者に多い膝の痛み。
変形性膝関節症と診断されるかたも多いのでは・・・
日本人の場合、O脚によって膝関節の内側が障害されるケースが大半のようです。
今回はO脚・膝痛予防の練習を紹介します!
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