これまで施設では月1回スタッフ研修を実施していましたが、今年はコロナ対応により集合研修は実施していません。
その中で教育委員会では、YOUTUBEを活用し、既存・自作動画により、web研修を実施しています。
少しずつでも、学びと介護保険の方向性を学ぶ機会を作っています。
動画を見た後は、簡単な問題とアンケートに答えて、理解度を確認しています!
本日は循環器系リスク管理の勉強会。
担当は芦田OTでした。
担当ケースを振り返って、必要となる循環器リスクについて勉強しました。
クリスマスですが、みんな真剣です!!
通所リハビリでの定期運動機能評価です。
概ね3ヶ月に1度評価をしています。
写真はTUG(time up and go)を実施しているところです。
椅子に腰かけている状態から、立ち上がり3m先のポイントでUターンして元の椅子に腰かけるまでの時間を計測しています。
複合的な動作が遅くなると、それだけ転倒のリスクも高まると言われています。
身体の状態は、定期的にチェックしていきましょうね!
毎月リハビリテーション科では、勉強会・ケース検討を実施しています。
今回は「重度利用者の在宅支援」をテーマに訪問リハビリで担当した経過を報告しました。
先月ご逝去されたケースですが、寝たきり状態であっても、ご家族の皆様が献身的に介護なされていました。
後日ご自宅にお邪魔させていただいた際の、娘様の言葉が印象的でした。
「私は苦労だなんて思ったことはありません。主治医やケアマネジャーさんをはじめ、多くの方に支えられて安心して介護できました。逆にお世話できて、本当にありがたいと思っています」
心にしみるお話でした。
住み慣れた地域で最期を迎えることは、決して難しいものではないんですよね。
関わるたびに学びが深まります。
デイケア利用者様の一場面。
皆さんでリハビリ室へお越しになり、足の体操をしています。
手順書を見ながら、お互いに声を掛け合っています。
芦田OTが解説を加えて、効果的な練習方法を学習していただきました。
練習の意図を理解いただくことで、効果はグンと上がります!!
デイケアでは、小集団での体操を行っています。
スタッフの声かけに合わせて、立位での体操が進行します。
主に下肢筋力向上や転倒予防に着目しています。
ここで覚えたことを、家に帰ってもできるように、チラシも置いています(^^♪
スクワットの方法と注意点を説明しています。
膝だけで屈伸せず、お尻を鎮めるようにしゃがむのがポイントです!
集団ではありますが、個別アドバイスも忘れずに実施しています!
自分でできることを増やせるように工夫を続けています!!
毎日実施しているデイケア担当チームのミーティング。
一日の流れを振り返り、利用者の課題やセラピストの動き方などを振り返っています。鮮度ある情報共有を心がけています。
個人の「気づき」をチームで共有し、明日の臨床に活かすデイチームです。
翌日のシミュレーションもしているんですよ!
介護報酬改定の議論が進んでいます。
今年はコロナの影響もあり、プラス改定にはならないと思われます。
私たちリハビリスタッフも、方向性について理解しておく必要があります。
特に、リハビリテーション機能強化が一番に述べられています。
これから期待される施設を考えながら、日々の臨床に励みます!!
今回は歩行の見方について。
青木主任が講師です。
歩行周期の特徴について学ぶとともに、運動療法の方法について学びました。
ブリッジの方法も、様々です。
単におしりをあげるよりも、息を吐き骨盤後継させてから上げたほうが、殿筋の練習になりますよ。
本日のリハビリテーション科ミーティングの後は、歩行分析のグループワーク。
各部門ごとでチーム分けをして、感染予防対策をしながら開催しました。
ファシリテーターは青木主任です。
先月ケース検討した方の歩行動画を見ながら、グループに分かれて分析しました。
目標設定を「デイケアルームからリハビリ室まで一人で歩き、自主トレができるようになる」こととして、話しあいがスタートしました。
検討の流れは以下のとおり。
①問題点(気になるところ)を抽出
↓
②理由(考えられる要因)を考える
↓
③プログラム(自主トレも含む)
実際の臨床場面では、動作観察と同時に要因を考え、評価をしつつプログラムを実行しています。
各グループで話あった内容を発表すると、およそ問題点と考えられる要因については、似通ったものとなりました。
一方、改善へむけたプログラムには多様性がありました。
ランジ練習や麻痺側への荷重練習、椅子でのおしり歩き、バランスボールを利用した練習、クスワットについても角度と促し方、安全確保のための四点杖練習、腸腰筋のストレッチなどなど・・・。
同じ現象をとらえても、アプローチ方法は様々でした。
入所、通所、訪問、それぞれの場面によって、プログラムの展開や実施方法が変わりますね。
最後に、各自の気づきをシェアしあって、明日への臨床に生かすことを確認しました!!
訪問リハビリで、屋外歩行に取り組むことがしばしばあります。
在宅生活を送るために屋外に出る機会はたくさんありますよね。
ここでクイズです!
Q.「外出」をする場合、どんな準備が必要になるでしょうか?
・
・
・
・
・
A.めっちゃたくさん!!!
①服を着替える
②髪の毛を整える
③男性ならひげをそる
④女性なら化粧をする(しなくても綺麗な方はいっぱいいます(;^_^A
⑤靴下をはく
⑥コートや帽子を準備して、整える
⑦人によって眼鏡や補聴器を準備する
⑧靴を履き替える
⑨足の悪い方は杖や歩行器を準備する
⑩家の鍵をかける
などなど・・・
当たり前のようにしている外出準備も、こうしてみるとたくさんの遂行項目がありますよね。
そして、これらの準備に付随する動作もたくさん必要です。
服を着替えるために、タンスまで歩いて、引き出しから服をとる。
洗面台の前まで移動して、自分の姿を確認しながら髪の毛や髭を整える。コートが欠けている場所でハンガーまで手を伸ばす。
玄関の上がり框を降りて、下駄箱から靴を取り出す・・・・。
訪問リハビリでは、こういう「外出」に伴う必要な動作の遂行状況を確認しながら、弱点となる練習を繰り返したり、環境調整や家族へのアドバイスなどを実施しています。
でもでも、外出は楽しく、元気よくが一番です(*^-^*)
さて、今日はどこへ出かけましょうね。
利用者様の歩行の様子を動画にとり、アプローチのポイントを一緒に考えています。
歩行分析は理学療法士が得意なので、作業療法士が相談を持ち掛けることはよくあることです。
今回は後輩OTに先輩が熱心に教えてくれています!
こうして日々利用者様のアプローチを真剣に考えています!!
リハビリテーション科で実施した寝返りの勉強会。
今回は写真を撮るのを忘れていました・・・(^^;
基本的事項を振り返るとともに、今後の実習生指導に生かせるよう、内容を確認しました。
とある文献によると、寝返り動作には19ものパターンがあるそうですが、今回は大きく3つに分けて復習しました。
▮寝返り動作の3つのパターン
1つは身体を屈曲させるパターン
膝を曲げて膝を倒して寝返るか、頭を軽く上げて肩甲骨、足へと動いていくパターンです。
2つ目は足で床を押す伸展パターン
脚を曲げて、足の裏で床を押しながら寝返ります。
3つ目は、狭い場所や布団をかぶっているときに行う、身体の一部を持ち上げるパターン。
これは一般的に寝具内で行っているパターンです。肩甲骨や骨盤を持ち上げて後ろに引く動作がポイントです。
単に寝返り動作でも、奥が深いんですね。
3ヶ月に一度、デイケアの利用者様向けに勉強会を実施しています。
効果的な筋力練習について、プレ発表をしました!
年をとってからでも、遅くないことを、利用者様向けにわかりやすく説明しました。
発表者は芦田OTです!!
ワゴン車への乗り込みができると、通所サービスの利用幅が広がります。
当施設にも車椅子でのりこめる車がありますが、数に限りがあります。
理学療法士が乗り込み動作の能力評価を実施し、介護職員に最適な方法を伝達しています。
足の力が弱くなると、さまざまな能力を総動員する必要があれば乗あります。
最適な手の置き場、足の置き方、右足から?左足から?、座る場所の確認は?
などなど・・・
身体能力のみならず、環境設定や認知機能、リスク管理方法などについて確認をしています。
ぜひとも元気に通所してください!!
地域では連携力が大切といわれています。
訪問リハビリでは、他事業所のヘルパーさんや看護師さんと協働する場面がたくさんあります。
先日、ご自身で身体を動かすことが困難な利用者様のポジショニング方法について、訪問介護事業所の方と相談しました。この事業所のマネージャーさんは、褥瘡予防ケアやポジショニングに詳しい方で、体圧測定器をお持ちで、より快適な姿勢づくりを一緒に検討しました。
脳梗塞後遺症になると、筋肉の緊張が高まるケースがあります。骨盤から足部にかけてのセッティングをポジショニングピローで実施し、その効果を可視化していただきました。
写真では0表記になっていますが、実際測定したところ30mmHgあった仙骨部の圧が18mmHgまで減少しました。
こうして成果が見えるようになると、支援者もやる気になれます(笑)
日々学ぶことが多い訪問リハビリからのひとコマでした・・・
デイケア利用者様を対象とした勉強会です。
今年度4回を予定しているうちの第1弾は「肺炎予防」。
新型コロナウイルスへの対応とともに、高齢者に多い誤嚥性肺炎についての予防をお伝えしました。
担当は理学療法士の本田副主任です。
手洗いやマスク着用の効果をはじめ、誤嚥を起こしやすい食事内容や予防のための工夫について学んだあとは、呼吸に関する筋肉の練習を参加者全員で実施しました!!
しっかりと免疫力をたかめて、元気になりましょう!!
訪問リハビリで多いニードの一つに「外出」があります。
元気なときには、特に気にもせず出かけていましたが、骨折などで運動機能が低下すると、途端に活動範囲が狭くなってしまいます。
外出するにあたっても、散歩なのか、買い出しなのか、近所付き合いなのか、単なる気分転嫁なのか、運動なのかによって、その活動内容は変わります。
担当ケース様は「できれば銀行まで歩きたい」と希望されています。
しかし、実用性は低くリスクもあります。
それでも自分の足で歩く喜びを胸に抱き、少しずつ距離を伸ばしています。
新緑の比叡山を眺め、ともに前へと進んでまいります!
【入所リハ部門活動計画】
・褥瘡・誤嚥性肺炎のリスク軽減のための、姿勢・ポジショニングの設定とケアスタッフ向け勉強会の実施。
・在宅復帰支援へむけた連携強化。訪問指導の同行推奨や伝達の工夫。担当者間での課題共有等。
【訪問リハ部門活動計画】
・デイケアの卒業支援や入所利用者の退所後フォローアップ。退所後の訪問リハ推奨。
・下半期に向けて人員配置の調整を図る
【通所リハ部門活動計画】
・リハビリ便の発行:家族とのコミュニケーションツールとして活用し、他事業所との情報共有化に活用
・健康教室開催:「お悩みコーナー」掲示、健康教室の定期開催(年4回)。
・リハビリ内容の見直し:意図的なADL場面等への介入時間を確保する体制づくり
・リハマネ加算Ⅲ実施方法の見直す。課題に向けた介入を工夫(在宅訪問指導も含めて)
・卒業支援の実施:訪リハとの連携、地域のサロンや事業所との情報収集と連携
・ケース検討の実施:新人教育としての検討会継続しリハマネ加算Ⅲ増加を目指す
施設事業計画の説明会は、例年全施設スタッフに向けて実施していますが、今年はコロナ感染予防対策として、各部門ごとで実施しています。
事務長から今年度の計画を説明していただいたあと、高田事務係長より昨年動向について解説がされました。
年度計画は、コロナの状況により見通しが立たないのですが、しっかりと地に足つけて頑張っていきます!
今回の施設内研修はリスクマネジメント委員会が主催。
食事場面に潜む誤嚥リスクと、車いす介助場面での事故について体験する機会を持ちました。
食事介助では誤嚥がどのような機序で発生するのかを、言語聴覚士の山下より説明がなされました。
顎が上がると気道が開いてしまします。そのまま飲み込むと誤嚥性肺炎を起こしやすくなるため、立ったままで介助をするのは危険になることなどを学びました。
また車いすでの座位姿勢の工夫や、とろみ剤の使い方や飲み込み体験も行いました。
さらに、車いす介助と介助を受ける体験をし、わずかな段差でも衝撃があることや、速さを感じやすいこと等、再発見をする機会となりました。
今年は多くの事業所様に訪問リハの紹介をいただいています。
左京区にある当施設においては、訪問リハビリのみならず、最近ではデイケアご希望の方も非常に増えてまいりました。
この理由を個人的に考えてみたところ理由は大きく2点あると思っています。
①地域に訪問系サービスが充実してきた
②病院が一生懸命かつ丁寧に退院支援をするようになった
①については、特に訪問看護サービスが充実してきました。大きな医療法人のみならず、地域の訪問看護ステーションが増加し、医療的支援が必要な方であっても安心して在宅生活ができるようになりました。
②については、回復期病院や地域包括ケア病棟が、しっかりと在宅復帰支援をしてくれています。
私たち訪問リハスタッフも退院前訪問指導に同行し、在宅生活での課題を共有する場面もあります。
病院のリハビリ職からは、プログラム内容をはじめ、注意してきたことや個人の趣味や特性なども伺っており、
同じメニューをするというよりも、混乱されないような配慮をしつつ、生活場面に適した連続性のあるアプローチを工夫します。
退院直後は不安が多いですので、日常の生活動線を確認して、段差解消や手すり設置を担当ケアマネジャーと調整したり、転びそうな場所を想定して家具の配置を変えたりといった環境調整も行っています。
10月の施設内勉強会は「看取りケア」がテーマ。
介護老人保健施設は在宅復帰・在宅生活支援を行うのが主たる役割ですが、現在は認知症支援や中重度支援、看取り支援などの多機能性を求められています。
当施設でも看取りについてのスキルアップをめざして学びを深めています。
昨今では「終活」という言葉もよく耳にします。
自分の死を考えることは、決してネガティブなことではなく、いかに最期まで自分らしく生きるのか?という前向きな姿勢にもなります。
施設としてできることは病院とは違って限られていますが、「看取り」は今後の超高齢社会の課題です。私たちの役割を考えるきっかけとなりました!
「痛み」嫌ですよね・・・
本日も訪問リハビリで、「膝が痛いのですが動かさない方がいいですか?」と心配そうに質問いただきました。
一般的には、炎症反応(熱感や腫れなど)がある場合は安静にしていただいた方がいいです。
しかし、安静のし過ぎは禁物。
どのような動作や姿勢をしたときに痛くなるのかを確認してください。
動作時痛だけであれば、ゆっくりと痛くない方法を探して動いていただいた方が、改善は早くなります。
局所の循環不全で痛みが発生している場合が大半ですので、血のめぐりが良くなれば改善していきます。
筋肉が動くことで循環は改善していきます!!歩くことがしんどければ、座って足を動かしてみてください!
但し、じっとしていても痛みが続く場合は、極力はやく受診いただくことをお勧めします。別の病気が進行している可能性もあります。
リハビリのイメージはどのようなものをお持ちでしょうか?
テレビドラマでよく見るような、スポーツや事故などで怪我をして、平行棒の中や松葉杖を使って一生懸命に歩く練習をしている場面ではないでしょうか?
いかにも、できなくなったことを訓練して再獲得していくイメージ・・・。
⇩こんな感じで。
確かに病院では、骨折や脳卒中などの怪我や病気によって低下した運動機能を、さまざまな練習によって再獲得していくことがリハビリの目的となります。
(※リハビリテーションは英語でrehabilitationと表記されており、人生の再獲得とも訳されています)
では、介護保険で行っているリハビリも同じ意味なのかというと質感がすこし違ってきます。
病院(=医療保険)におけるリハビリは疾患の治療し、退院を目的とした機能練習が中心です。
一方、介護保険は病気の改善のために利用することが目的ではなく、自立した生活を行えるように「生活支援」をすることが目的となります。
介護老人保健施設のリハビリで生活機能を再獲得されて在宅復帰されるかたもありますが、機能改善したからといって在宅復帰できない利用者が多いのも実際です。
介護者の状況や家屋環境に影響されることが非常に大きくなります。
介護者の課題として、一緒に住まいになるご家庭に別に介護する高齢者がいたり、生まれたばかりの曾孫さんがいたり、受験生がいる場合があります。環境の課題として、段差が多く車いすでの屋内移動ができなかったり、トイレに行くのが難しかったり、山間部で介護サービス事業所がなかったりすることもあります。
つまり介護保険領域のリハビリでは、身体機能だけに着目していては、高齢者の生活課題を解決できないことが多いのです。
しかし、たとえ家に帰ることができなくとも、機能向上が見込まれないとしても、リハビリ専門職の視点を通して、自分らしい暮らしができるような提案をすることも、施設リハビリ職員の役割になります。(と、少なくとも当リハビリ科は考えています)
↑厚生労働省資料(H29)です。
在宅復帰困難者の老健入所の理由は、本人事情では「リハビリ」ですが、家族事情では介護ができないという理由です。
やはり、同居家族への配慮が極めて重要であると言えるでしょう。
【まとめ】
医療のリハビリは、病気の治療をして家に戻って暮らすことが目的です。
介護のリハビリは、家族や家屋環境、個人の特性をはじめとした「利用目的」を掘り下げて理解し、最適にバランスのとれた生活支援を行うことが目的となります。
(作業療法士 小松顕)
介護腰痛を防ぐには・・・
介護場面で何かと話題にあがるのが腰痛です。在宅介護は毎日毎日、朝から晩まで、時には夜寝る間もないほどに続くこともあります。常に「待ったなし」の状態で、疲労困憊し、介護する側される側の双方が共倒れするケースもしばしば・・・。ゴールが見えないつらさを語る方もいらっしゃるのが実際です。
つらくなる場面としては、前かがみの姿勢が続くオムツ交換や、ぐっと腰に力が入るような車椅子への乗り移りを介助者が抱えるときが挙げられます。腰周辺の筋肉疲労が積み重なって腰痛がおこり、この疲労した状況が長期化すると、何気ないきっかけでぎっくり腰になることもあります。
今回は介護腰痛を防ぐためのポイントを総論としてお伝えいたします。
介護腰痛を防ぐポイントは?
① 介助姿勢を改善する
介護場面では、どうしても不自然な姿勢になってしまうことがあります。とくにオムツ交換よく見かけるのは、身体を前にかがめる姿勢です。ポイントはベッドの高さを上げたり、ベッドに片方の膝をついて利用者に近づいたりすると、腰の負担は少なくなります。
② 福祉用具(福祉機器)を活用する
どうしても抱き上げなくてはならない場合があるのが実際です。そこで、介助者やご高齢者の体つきや、自宅の環境に見合った福祉用具を使い、腰痛予防が可能になる場合もあります。例えば、スライディングボードを使うと座った姿勢のまま車椅子に乗り移ることができます。背もたれなしで座れる能力があれば、立てない方にとっては有効な福祉用具となります。またリフトを使うことも効果的です。高齢者の身体をスリングシートで包みこみ、介助者はリモコンを操作して移乗を行うので、腰への負担は無くなります。
これら福祉用具はレンタルが可能ですので、担当のケアマネジャーに相談することをお勧めします。
③ 心理的ストレスを軽減する
最近の研究によると、およそ85%の腰痛は原因を特定しきれない「非特異的腰痛」であるとされています。腰痛の慢性化には、腰への負担だけでなく心理社会的要因が大きく関与していると報告されています。介護場面における不安や悩みを解消できず抱えたままでいると、それだけ腰痛リスクが高くなるわけです。悩みを打ち明ける仲間がいれば、ぜひお話してみてください。
④ 腰痛予防のストレッチをする
効果的なストレッチの方法は、伸ばす筋肉を意識して、息を止めずにゆっくりと吐きながら、痛みのない程度まで20 秒から30 秒伸ばすこととされています。といっても忙しい合間にできることは限られていると思いますので、今回は松平浩先生が提唱する「これだけ体操」(参考https://lbp4u.com/koredake/)の一部を紹介します。
・腰をそらせる
移乗や前かがみでの作業の後は、すぐに腰を反らせます。足を軽く開き、膝を伸ばしたままゆっくり3秒間、息を吐きながら1~2回反らせます。
・腰をかがめる
立ちっぱなしで痛くなったら、椅子に座って腰をゆっくり丸めます。足を開き、息を吐きながら床を見ます。3秒間を1~2回行います。
介護腰痛の予防のためには、介護者自身のケアはとても重要です。限界まで我慢して生活が破綻することは、介護される高齢者自身も望んではいないはず。私たち老健施設がきっとお役に立てると思いますよ。
6月よりスタートした中庭のラジオ体操。
デイケア利用者を対象に実施しています。自ら身体を動かすことはとても大切です!
ラジオ体操第2も実施していますが、スタッフもまだ少し不慣れ(>_<)ですが、これから利用者さんと取り組んでいきます!
今日の新人研修は、青木主任が講師となり、生活期リハビリと運動療法について実施しました。
日々の臨床の中での疑問についても議論しながらの研修です。
真剣に取り組むほど悩みが生まれ、相談と解決が必要となります!
施設スタッフを対象とした研修会を定期開催していますが、令和元年度初研修は宇都宮事務長による「事業計画説明会」でした。
新人スタッフも聴講していますので、介護保険における老健の役割や施設サービスと居宅サービスの違いなど基本を開設した後、平成30年度改定をうけた昨年度実績報告をしていただきました。
在宅超強化型施設として在宅復帰支援を実施したことで、ベッド稼働率が減少したことや、冬季間における肺炎発症・入院増加など厳しい現状が報告されました。
実際にベッドコントロールは大変ですが、老健施設としてしっかりと地域支援をしていく重要性と各部門スタッフへのスキルアップの必要性を実感させられました。
今年度のテーマは「看取り支援」です。医療介護度の高い利用者をいかに支援できるのか?リハビリテーション科としても取り組んでいきます!
先日6週間の実習を終えた理学療法科の学生の感想です。
Q。今回の実習で良かったことは何かありますか?
A.たくさんのことを経験させて頂いてよかったです。特に担当ケースの治療をさせていただき、実際に変化があったことがうれしかったです。
Q.老健実習で課題に思ったことはありますか?
A.病院から退院された後の生活が重要だと思いました。また、回復期病院では3時間程度のリハビリが、老健では20分になることも大変だと思いました。そのためアプローチ方法もしっかり考えないといけないと思いました。
Q.これから老健実習をする人へのアドバイスはありますか?
A.基本的な実技は勉強しておくこと。それ以外にも会話が重要です。生活歴や心理面を考えるアプローチが重要ですので、そういう関連の学習が必要だと思います。また、主体性を持つことですね。
6週間お疲れ様でした。
兵庫県にある有馬温泉病院様と伊丹市にあるスイッチオンサービス様との合同新人研修に参加してきました。
今回は「成長」がテーマ。各自の1分間スピーチの後に、グループワークで「私たちの成長計画」について議論を深めました。
職種、分野、事業所が違う新人スタッフが集い、「成長」についてディスカッションし、グループごとに成長計画を発表するという、難易度と抽象度の高いワーク。各自が真剣に成長について語り、悩み、めざしたいセラピスト像をイメージし、目標達成へむけたプランを考えました。
ファシリテーターとなった小松と、有馬温泉病院の朴様、スイッチオンサービスの藤本様より、「次世代セラピストに求められるもの」というテーマでプレゼンを行って、さらなる学びを深めました。
有馬温泉病院の参加者は1~3年目の職員でしたが、ほぼすべてのスタッフが自己成長に必要な要素に「指導力」を挙げていたことが印象的でした。一般的な新人さんは「知識と技術」と答えるものですが、組織内に先輩が後輩を教え育む文化が根付いていることがわかりました。
さて、フェアウインドきのも大いに成長していきます!
入社式直後の新人研修では、理念を学ぶプログラムを用意しています。
Q.なぜ理念を理解する必要があるのでしょうか?
A.それは、私たちはチームで働いているからです。
チームを語るには、チームのメンバーが「チーム」とは何か?を理解している必要があります。
チームと群衆(グループ)の違いは何でしょうか?
チームには構成員が共有する目的と目標がありますが、群衆にはそれが希薄です。
たとえば、ラーメン屋に並ぶ人は群衆です。
目的はすべての人が「ラーメンを食べる」という目的で並んでいます。
単純に目的の有無だけでは群衆とチームとの違いは曖昧になりますね。
チームには、目的を共有し、お互いに協働して目標を達成するという特徴があります。
例えば高校野球チームは、甲子園出場という目的を持ち、構成員のそれぞれが役割を持ち遂行することで、それを達成しようとしますよね。
「目的」「目標」があることと、各メンバーに「役割」があることが、チームの条件です。
私たちフェアウインドきのの療養部はチームです。
ですから、チームが共有すべき目的である「理念」について、理解する必要があるわけです。
【法人理念】
【施設理念】
2019年度には4名の新人スタッフが入職いたしました。うち2名がリハビリテーション科の作業療法士です。
4月1日は、施設長の祝辞からはじまり、各部署の役職者より、施設の特徴について話がありました。
午後からはアクティブラーニングを活用し、法人理念や組織について、ディスカッションを通じて学びました。
可能性に満ちたスタッフを迎えて、我々現任者も成長してまいります!!
入所フロアには「脳トレ」プリントを設置しています。
これが利用者様に大人気!!
毎週土曜日に更新しているのですが、すぐになくってしまうほど・・・。
計算問題、間違い探し、クロスワードパズルなどなど工夫しています。
認知症予防は大切ですね!!
文化の秋。
17日~23日は文化祭です。
利用者様が作成した作品を1階フロアに展示します。
リハビリでは手先の練習として、作業活動を実施しています。
フェルトを使った作品を制作中です!!
これまでカルテは紙ベースでしたが、電子化へ向けて動き始めています。
本日は導入予定のブルーオーシャンシステムについての管理者研修でした。
様々な設定が必要となり、頭を抱える役職者たちですが、今後必要な技術となります。
一歩づつ進んでいきます!!
今年から新設されたタタミコーナー。
日本家屋に必須の和室。京都は和室で暮らしている方が大半です。
畳では、床からの立ち上がり練習のみならず、身体づくりの体操も行なっています!
家でも練習ができるように、手順書をお渡しして、体操の方法をアドバイスしています。
今月の施設勉強会は感染予防。
久保田看護主任より、疥癬の予防と対策について説明していただきました。
基本となる研修は何度も何度も身体と頭にしみこませる必要があります。
これからの感染症シーズンに備えます!
佛教大学作業療法学科より地域実習として3週間の勉強に来られていました。
実習期間中には、デイケアでの経験、レクリエーションリーダーの経験など、盛りだくさん頑張っていただきました!
学生さんの感想です。
高齢者施設の醍醐味をたくさん感じていただきました!
私たち在宅復帰を支援するリハビリ職員にとって、福祉用具の活用は切っても切れない重要なものです。
今回新人研修の一環として、日ごろより力を貸していただいている福祉用具業者の「スマイルケア」研修展示場をお借りして学ぶ機会を作りました。
展示場には数々のベッドや段差昇降機、リフト、車椅子、歩行器などなどの福祉用具が展示されています。一つひとつの特徴と使用方法について、解説をうけて体験してきました。
ご協力いただいたスマイルケアの稲垣様ありがとうございました!
現在入所者用浴室の全面改修工事中で、利用者様には大変ご迷惑をおかけしております。工事期間中はデイケア終了後、デイケア浴室を使っています。
天井、床、壁面、介助用リフトなどの全面改修となるため、工期は9月15日までとなっております。
改装後は気持ちよく入浴できますよ!
今回の施設勉強会は「人権・身体拘束について」小山療養部長が講師となりました。
精神科病院の歴史を通して、時代とともに医療介護の中で考え方が変わってきたことをお話いただきました。
現在介護保険では身体拘束は禁止されています。やむを得ない場合でも3原則に基づき慎重に検討されたうえで実施することとされています。
全国同様、京都も猛暑が続いています。
デイケア利用者様で実施している洗濯リハビリも、さすがに室内で実施です。
リハビリ室で干す作業をしてくれました!!
橘大学理学療法学科の学生さんが6週間の実習を終えました。
実習の感想をいただきました。
Q.当施設での実習はいかがでしたか?
A.あっという間に終わった感じです。たくさんの利用者様と関わる機会が持て、苦手だったコミュニケーションにも自信が持てるようになりました。
Q.コミュニケーションは上手にとれていたように思えましたが?
A.実は問診が苦手だったんです。前回の実習では聞き出したいことがうまく聞けずに困っていました。何から話していいのかわからなかったんです。でも、こちらでたくさんの利用者様とお話する機会があり、いきなり核心の質問をするよりも、関係性を築けるような話をした方が、本当に必要な話が引き出せるように思えたんです。
Q.具体的にはどんな内容を話したのでしょうか?
A.生活を支援するという視点を先生方から教えていただきました。特に生活面での話から話題を膨らませて展開していくと、どんどん生活像が見えてきて、本当に困っていることが理解できるようになったと思います。
Q.老健のイメージはいかがですか?
A.施設の良さはたくさんお話ができることだと思います。単なる集団体操や短時間のリハビリというイメージがあったのですが、しっかり個別リハビリをしていますし、その中で利用者様個人の生活課題についても考察されたうえで、プログラム提供していると思いました。
Q.これから老健実習をする後輩へ一言お願いします。
A.お話できる機会がたくさんあるので、失敗を恐れずに話してみてはいかがでしょうか?うまくいかないこともありましたが、チャレンジすることで気づくことがあります。生活面のお話を特におすすめします。
6週間の実習お疲れ様でした。
新人教育プログラムのラストにケース発表を行います。荒砂OTが4月から担当してきた利用者様とのとりくみ結果について報告を受けました。
全スタッフが参加して1時間の検討。様々な専門的視点から議論され、スキルアップを図りました!
本当によく頑張りましたよ!!
そして指導担当の小川OTもお疲れ様でした!!
高齢になると排尿機能の低下による尿失禁が発生しやすくなります。
主な症状は、
などです。
腎臓へめぐる血流量が低下している場合には、尿量が減ることがあります。
膀胱に尿がたまりますが、その弾力性が低下したり、膀胱そのものが小さくなってしまうと、わずかな尿でおしっこに行きたくなったしします。
また、膀胱の収縮力が低下すると、おしっこの勢いが弱くなり、特に男性の場合は残尿が起こりやすくもなります。
夜間の頻尿が起こりやすいのは、横になって休んでいると、腎臓への血流量が増加し、おしっこがたくさん作られることで発生しています。
排尿機能の低下の原因を理解することで、適切な支援を考えることができます。
本日は外部講師を招き、排泄の自立支援をテーマとした施設研修を実施しました。
排泄の機能と解剖についてなど、基本的知識と、グループワークを通して排泄支援の着眼点について学ぶことができました。
自立支援に向けて、チームで協力していきたいと思います!
平成30年度より、長期療養の利用者様へのリハビリを3回提供しています。身体機能に合わせて、プログラム提供させていただいています。
身体を動かすことが一番重要です!
特に足腰の筋力維持体操を実施しています!
手術をした後には、どうしても活動範囲が狭くなります。百貨店に買い物に行けた人が近所のスーパーにしか出れなくなったり、近所を歩けていた人であれば外に出れなくなったりします。
支援させていただいている方は、屋外に出かけることに不安をもっておられましたが、現在歩行器を使って屋外歩行の練習をするようになりました。目標は近所のお店までお買い物に行くことです。今日は行き帰りで合計40分間をしっかり歩いてきました!!一歩ずつ前に進んでいきます!!
有馬温泉病院の皆さんが見学に来ていただきました。今年度の改定により強化型老健の運営に機能特化~特に在宅復帰とリハビリが求められているとお伝えしました。
私たちなりの工夫と悩みをお伝えしつつ、意見交換させていただきました!
今回朴顧問より、「リハビリテーションにおける初期評価の手順」と題し勉強会を実施しました。有馬温泉病院の1~2年目のスタッフさんも当施設見学の後、合同で学びました!
フェアウインドきのにも実習生が学びにきます。指導者はとても一生懸命に教えていますが、どうしても自分が受けてきた実習スタイルに引っ張られてしまいます。施設としての指導方針を明確にできるよう、老健モデルを作り上げていきたいと思います。
エビデンス(科学的根拠)も把握理解したうえで、利用者様の個性と生活環境に応じたプログラム実施ができるようなセラピスト養成をしていきます!
改正介護保険法で「要介護者の在宅復帰を目指す」ことが老健施設の役割として明確化されました。これまで在宅復帰率に従った区分がされていましたが、2018年度からは施設機能の指標・点数化によって5つの区分に分類されることになりました。
指標には①在宅復帰率、②ベッド回転率、③入所前後訪問指導割合、④退所前後訪問指導割合、⑤居宅サービスの実施数、⑥リハ職の配置割合、⑦支援相談員の配置割合、⑧要介護4と5の割合、⑨喀痰吸引の割合、⑩経管栄養の割合を点数化し、Ⅰ超強化型、Ⅱ在宅強化型、Ⅲ加算型、Ⅳ基本型、Ⅴその他型に分類されることになりました。
特に強化型老健は、充実したリハビリが必須要件となり、週3回程度以上のリハビリ実施を実施することになりました。
平成30年4月現在、フェアウインドきのは在宅強化型として機能し、全ての利用者様の課題に応じて、週3回以上のリハビリを実施しています!
この4月より新人作業療法士の荒砂が入職しました!過去にデイケアでの介護経験があります。
これからもよろしくお願いいたします!
もうすぐ春です!
3月13日はポカポカ陽気でした!!
中庭でほのぼのとリハビリ体操をしています。
あったかくなってきたら、どんどん外へ出たいですね。
老健協会主催のリハビリテーション研修に、青木副主任が参加してきました。次年度の介護保険改定に向けて、私たちリハビリテーション職種が準備すべき課題について学んできました。
今回の研修では、参加施設とのグループディスカッションもあり、現状と課題について、具体的な討論がなされました。
当施設としては、地域リハビリ施設として、在宅支援に係るサービスをしっかりと行っていこうと思います!
「あなたのところ(施設)には、つながりを感じるのよ」
訪問リハビリ中に、語られた一言です。
意味を伺うと、ショートステイ利用中に、見覚えのあるリハビリスタッフが挨拶をしてくれたことに感動したようです。
お泊りへの不安があったようですが、知っている顔が表れることへの安心感が「つながり」として表現されていました。
フェアウインドきのには、入所、短期入所(短いお泊り)、通所(通い)、訪問リハビリサービスがあり、垣根のない連携を心掛けています。
京都洛北地区も全国同様、高齢化が加速していきます。地域でのつながりがとても重要になるため、医療と介護、地域の方々との協力体制づくりに力をいれていかなければなりません。それが「地域包括ケアシステムの推進」です。
今年4月の介護保険改定では、病院と地域事業所とご家族との繋がりが一層推進されます。
私たちも介護老人保健施設として、リハビリテーション機能をしっかりと果たしていきます!
作業療法士:小松顕
当施設のデイケア(通所リハビリテーション)では、日常生活の動作場面で生じる問題課題の解決へ向けて、リハビリ職員が機能練習を実施しています。
リハビリマネジメントⅡでは、担当ケアマネジャーや居宅サービス事業者の皆様とともに、定期的な会議をもち、課題の到達程度を確認しています。
上のグラフはデイケアとデイサービス(通所介護)で、身体状況の改善程度についての比較です。(厚生労働省介護給付費分科会資料より)
通所リハビリの方が維持改善率が高く、特に介護度の高い方の改善率が高いことがよくわかります。
最近では、通所介護でもリハビリ特化型デイが地域で増えており、一概に比較はできませんが、これからは単なるお預かり施設よりも、特徴ある運営を行なう施設が選ばれる時代になっていきます。
フェアウインドきのでは、これまで以上に在宅生活支援を理念としたサービス提供に励んでいきます!
厚生労働省資料からです。
全国の介護老人保健施設に在籍するリハビリスタッフ数の統計です。
在宅復帰率50%を超える強化型老健には、平均6.1人のリハビリ職員が配置されています。リハビリスタッフが多い施設ほど、在宅支援機能が高いというデータとして示されました。
私たちフェアウインドきのでは、9名のリハビリスタッフを配置し、日々在宅生活を送れるようなリハビリテーション支援に力をいれています。
個別リハビリだけではなく、生活の中で力が発揮されるよう、リハビリプログラムにもに工夫を凝らし、自立支援に努めています!!
口腔ケアは冬場に多い肺炎予防に効果的です。
厚生労働省の資料によりますと、
「介護保険施設入所者に対し、介護者による毎食後の口腔清掃+週に1~2回歯科医師もしくは歯科衛生士による口腔衛生管理を実施したところ、対照群に比べて、口腔ケア群では期間中の発熱発生率が低く、2年間の肺炎発症率が低かった」とされています。
当施設では訪問歯科による指導を受ける口腔衛生管理チームを作っています。
入所者全員にパーフェクトとはいきませんが、リスクの高い方への口腔ケアについてチームで取り組んでいます。
日々ケアにあたる介護職が、歯科医師・歯科衛生士から指導助言を受けることで、意識面や技術の向上になるという全国データが示されています。
フェアウインドきのでも冬場に多い誤嚥性肺炎予防へむけた取り組みを行っています。
特にリハビリ科では、言語聴覚士がリスクの高い方への口腔機能練習、嚥下機能評価などを積極的に実施しています。
あけましておめでとうございます!
平成30年がスタートしました!
私たちリハビリテーション科も益々がんばっていきます!!
本日1月4日より通常業務となります。
今年一年もよろしくお願いいたします!!
先日小川OTが動作分析に関する研修会へ参加してきました。その伝達講習会です!
動作と現象の違いについて解説されたあと、写真を見ながら姿勢の問題点について討論しながら学びました。
また実習生指導にいかに活かすか?についても議論を重ねました。
コツコツとスキルアップを図ります!!
きれいな虹が木野の山にひろがりました!
年末の素敵なプレゼントです。
フェアウインドきのに架かる希望の虹の橋です!!
今月は口腔ケアと感染予防のテーマで施設内研修が開催されました。
いつも施設でお世話になっている山口歯科医院の山下歯科医師と山川歯科衛生士より、口腔ケアの重要性についてお話いただきました。
昨今の歯科診療では、誤嚥予防にも力をいれているとのこと。高齢者の誤嚥性肺炎にによる死亡率は高くなる一方です。
また、歯周病は全身へ影響し、糖尿病や脳血管障害、心疾患の増悪因子となることが分かっています。
これから寒くなる感染シーズン。お口からの健康を大切にしたいと思います。
先日に続いて、デイケアの内容に特化したミニ勉強会です!
朴顧問からデイケアの役割りについて話してもらいました。
これからどんどん前に進みます!!
今月の施設内研修は、プロジェクト委員会の朴アドバイザーより「わたしたちの役割」というテーマで、次年度介護保険制度改定のみならず、これからの洛北地域におけるフェアウインドきのの役割・ポジションについてお話していただきました。
現場スタッフが日常の臨床業務だけでなく、制度や社会情勢を踏まえた上で、働き方を考える時代です。
ご入所されたらすぐに実施するのが「入所前後訪問指導」です。
フェアウインドきのでは、在宅復帰の可能性があるケースで必ず実施しています。
現在の家の環境を把握し、困っている動作の要因を検討します。ご入所中のリハビリプログラムは、在宅復帰後の日常生活を想定し、必要とされる動作の再獲得を目指します。
また、必要に応じて室内の模様替えや住宅改修なども事前に提案することもあります。
確実に安心して生活ことをめざす老健入所なので、リハビリスタッフと施設相談員が訪問させていただき、関連職種への伝達を行っています!
アビーロードで開催されたリハビリ部門管理者研修の2回目。
今回は部門実績について講義いただき、各パートに分かれたシミュレーションを行いました。
事業計画の作成にあたる要です。
皆で悩みつつグループワークを行い、朴顧問からアドバイスをいただきました。
退所前にご自宅を訪問しています!!
Q1.どうして退所前訪問指導をするの?
老健は利用者の自立を支援し、在宅生活を支援する施設です。
入所時には在宅生活での課題を把握し、適切な介護とリハビリを行い、自宅で生活できるようお手伝いしています。
施設で動けるようになったとしても、実際ご自宅で実行できなければ、ご本人のみならず一緒に暮らす家族様も困惑してしまいます。そこで、数週間前にご自宅を訪問して日常生活動作の確認を実施しています。
Q2.いつだれが家を見に来るの?
およそ2週間前あたりに実施しています。事前に施設相談員が日程を調整いたします。ご本人、相談員、リハビリ職員がご自宅へ向かいます(時に看護介護職も同行します)。居宅担当ケアマネジャーも同行依頼をしています。
Q3.どんなことをするの?
入所時に課題となっていた日常生活動作を実際にご本人に動作していただきます。通常は主な生活動線での動きを確認します。その様子を訪問した全員で確認し、残された課題の有無と解決方法について調整を行います。
Q4.残された課題の解決方法は?
当初予想した以外の課題が見つかる場合があります。段差を乗り越えるための手すり設置や福祉用具の提案を行うこともありますし、退所までにリハビリプログラムを修正して、動作練習を追加することもあります。足元照明や寝室変更など、一緒に生活する家族の想いを伺いながら、最善な方法を検討提案します。
Q.10週間の実習を振りかえっての感想はいかがでしたか?
知識と技術不足を痛感しました。もう少し勉強していたらよかったと思います。一方利用者様との関わりは予想以上にとれたと感じます。「あんたがいるから頑張れた」と言ってもらえて本当に良かったです。
Q.利用者様との関わり面で工夫したことはありますか?
人生の先輩としての言葉えらびには気を配りました。また、その方の暮らした時代にそった話題選びをしました。利用者様が話しやすい話題だと、反応が違ってくることを実感しました。話がしやすくなると、リハビリの受け入れがスムーズになると思います。
Q.後輩たちに実習のアドバイスをするとしたら?
やはり、解剖と生理学をもう一度学び直すことですね。疾患や症状とつながる知識が臨床では必要だと実感しています。技術面では実施する意味目的を明確にすることが大事だと思います。
関わりについては、同年代だけでなく、他世代との関わる機会を意図的につくってはどうでしょうか?たとえば地域のボランティアにでるなど。
Q.今後の抱負をどうぞ
作業療法は生活を豊かにするものだと今は思っています。身体面にも心理面にもアプローチできる療法士になりたいと思います。
長期間の実習お疲れ様でした!
来月からまた10週間の実習が始まるようです。
素敵な作業療法士になってください!
厚生労働省は平成24年度より、在宅復帰支援機能を強化する視点から、在宅強化型施設を創設しました。
強化型施設と認められるためにはいくつかの基準があります。
①在宅復帰率が50%を超えていること
②ベッドの回転率が10%以上であること
③要介護度4または要介護5の利用者が35%以上であること
これらの基準をフェアウインドきのはクリアし、平成29年8月から強化型老健として地域支援活動をおこなっています。
※平成30年4月の制度改定により、基準が変更となりました。
詳細はこちらの記事「在宅支援機能に合わせて5つの区分へ」を参照ください。
平成29年8月度より、フェアウインドきのは在宅強化型老健施設へ移行します。
リハビリテーション科のみならず、介護、看護、地域連携室との協力のもと、「地域で元気に、いつまでも」をモットーとして、御利用者の地域生活支援を行ってきました。
在宅生活をいつまでも継続するためには、ご本人、ご家族の理解と協力があり、適切な社会資源を活用することが重要となります。
とりまく関係者での共同作業により、これから益々地域に役立てるリハビリテーションチームとして邁進していきます!
療養部リハビリテーション科
係長 小松 顕
昨年4月より訪問リハビリテーション部門で勤務していた折戸理学療法士が今月退職となりました。
来月からシンガポールの大学病院へ勤務します。日本の高齢者リハビリテーションを海外で活かしていだだきたいと思います!
稲門会介護老人保健施設のリハビリテーション管理者研修が開催されました。
講師は他病院での管理運営経験の長い朴顧問が実施しました。
朴顧問が勤務している病院からも5名が参加し、総勢23名での勉強会となりました。
これから超高齢社会となり、リハビリ需要は高まります。その一方で養成校が激増し、リハビリ職員も増加の一途をたどっており、あと数年で過剰共有時代となります。また、高齢者関連施設は増加し、小規模事業所の倒産も相ついでニュースとなっています。
私たち稲門会のリハビリ部門がいかに地域から求められるチームとなるかが課題です!
今月の施設勉強会はあいおいニッセイ同和損保様より「高齢者施設のリスクマネジメント」をテーマに講習を開いていただきました。
転倒を防ぐだけでなく、本質的な事故予防対策や、事故発生からの円滑な伝達・連携のあり方などを詳しく学ぶことができました。
介護老人保健施設(老健)は住み慣れたご自宅や地域で末永く暮らせるよう支援する施設です。リハビリが必要な方、生活リズムを取り戻したい方へ、本当に困る前にご利用ください。
フェアウインドきのでは、認知症予防のリハビリテーションを実施しています。
この認知症短期集中リハビリテーションの効果については、全国介護老人保健施設協会より、その効果について報告がなされています。
このリハビリテーションの実施には一定の基準があり、HDSR、MMSE(認知症の簡易スクリーニングテスト)で5~25点であり、在宅復帰予定のもの、もしくは医師から改善の効果が認められると判断されたものとなっています。
つい先日、京都老健協会のリハビリ部会で意見交換会があり、この認知症短期集中リハビリの話になりましたが、やはりリハビリスタッフは実施の効果を感じています。
テストの結果が高得点であっても、別に前頭葉検査を実施すると問題がでてくることがあり、在宅生活の課題を掘り下げるきっかけにもなります。また、低い得点の場合も、適切な脳への刺激や環境設定を行うことで、表情の変化や意志疎通が上手くできるようになるケースなどが報告されました。
認知症進行の予防は、早目の対策が有効です!!
ぜひ介護老人保健施設のリハビリテーションをオススメします。
通所リハビリテーション担当の本田理学療法士が「生活行為向上リハビリテーション研修」を修了しました。
私どもの施設では、ご利用者の目標達成へむけたリハビリテーションプロセスを重視し、最適なプログラム提案を行っていきます!
フェアウインドきの通所リハビリテーションでは、「居宅課題解決」としてリハビリマネジメントに取り組んできます。
現在20名程度が対象者となっています。
ご自宅の動作で難しくなってきたことや、達成したい目標が明確な方にお勧めしているとりくみです。
毎月担当ケアマネジャーや関連している介護事業所とご自宅に訪問して、現在の回復状況や動作の確認などを実施し、目標達成に向けて一歩ずつ取り組んでいきます。
このような願いを持っている利用者様と一緒にとりくんでいきます。
リハビリテーション科アシスタントの今井さんがデイケア利用者と一緒に折り紙をしています。なかなか凝った作品を丁寧に作っています。
デイケアルームでは同じ時間、レクリエーションが行われていますが、集中して作業活動をしたい利用者がリハビリ室に残っているわけです。
作業だけではなく、アシスタントとの日常会話を楽しみにしている利用者が多いんです。
お話の中にはリハビリテーション支援のヒントが見え隠れしています。
私たちがとりくむ在宅支援の一つです!
今年岩倉の桜は、例年以上に遅い開花となりました。
訪問リハビリで関わらせていただいている利用者様と先日花見をしてきました!
昨年ご入院されて、歩行能力が低下していましたが、桜の時期に間に合いました!!
今回ケアマネジャーと協力して外出できたことに感動です。
「休憩せずに歩けたなぁ」
「これやったらバスも乗れそうやな」と失いかけていた自信を取り戻していらっしゃるようでした!
日々の努力はわずかなものですが、月日と回数を重ねることで、少しずつ変化があらわれてきます。”塵もつもれば~”ですね。
新しい課題をみつけて、さらなるチャレンジをしていきます!!
同法人しずはうすのリハビリスタッフと合同の勉強会を実施しました。
先月介護給付費分科会で報告された資料を読み込んでいきました。
平成30年度は医療と介護制度の同時改定です。今回平成28年度の老人保健施設や通所リハビリの現状を把握し、いま私たち老健のリハビリは何をしていく必要があるのかを話しあいました。
年度末恒例の施設内症例発表会!
今年も各部門から様々なケースへの取り組みが紹介されました。
写真はデイケアチーム。
きのアスレッチックと題して、運動面、認知機能面、閉じこもり予防などに取り組む小集団活動の報告がなされました!
リハビリ部門からは、施設内で低床型ベッドのデモを行い、家族が安心して在宅復帰できたケースを報告。
どの部署も一生懸命な取り組みを報告してくれました!!
3月12日神戸メリケンパークオリエンタルホテルで医療介護の同時セミナーが開催され、私(小松)と宇都宮事務長とで参加してきました。
2018年は医療保険、介護保険が同時に改定されるとともに、第7時医療計画、第7期介護保険事業計画も同時に見直される、非常に重要な年になります。
私たち介護保険事業従事者にとって、社会保険の流れを理解し、当施設に何が求められているのかを把握する必要があります。
今回の学びを次年度の運営計画へ落とし込んでいきます。
転倒による骨折後、自宅療養をしていたKさん。半年が経過したころから徐々に膝の痛みが強くなり、立ち上がることも難しくなったため、訪問リハビリがスタートしました。
元々頑張り屋さんだったKさんへ自主練習をアドバイスし、個別リハビリで膝の関節練習や筋力練習といった機能練習と、立ち上がりや屋内歩行練習などの動作練習を繰り返しました。
ご本人も自主練習を頑張って2ヶ月で痛みが軽減し、ご家族とのお買い物やご友人との外食ができるようになり、訪問リハビリ卒業となりました!
訪問リハビリテーションの利用者によりADL・IADLが向上し、社会参加を維持できる他のサービス等に移行できるなど、質の高い訪問リハビリテーションを提供する事業所の体制を評価する。
当訪問リハビリテーションでは、2018年4月より社会参加支援加算を算定させていただきます。今後ますます、ご利用者の自立支援を行なっていきます!!
リハビリ室に導入しているアロマディフーザー。
香りは、ラベンダー、オレンジ、レモン、ローズマリーの4種から選んでいます。
香りは、筋出力のパフォーマンスを変えることがあります。また癒しの効果もありますよ!
通所系サービスの専門誌『月刊デイ』の3月号の特集へ記事掲載していただきました!!
今回の特集はデイケアの効果的・効率的運営がテーマ。私太はリハビリ会議の工夫について当施設の取り組み
を紹介させていただきました!!
私たちのとりくみとしては、
1)リハマネⅡファイルの紹介
2)関連各種へリハマネⅡの理解を求める
3)ケアマネジャーとの連携
を紹介し、利用者が希望を語り、目標の共有と実現へむけた過程の楽しさをお伝えいたしました。
これからもしっかりと実践していきます。
〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町2250
TEL:075-712-5252
FAX:075-712-5270
リハビリ科直通:075-744-0025
業務時間
月曜日~日曜日 9:00~17:00
※日曜日は入所・ショート個別リハサービスのみ
※日曜日の電話対応は致しかねますのでご了承ください
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