2022年度は、組織力の強化、データに基づくリハビリサービスの提供をめざした。実績面では新型コロナの影響を非常にうけた一年となり、対前年比-2.3%と減収となった。教育面においても外部研修や実習受け入れが制限される形となった。組織面としては、担当変更に伴う組織強化をはかり、連携体制および事業推進が円滑化した。
2023年度は、組織としての個の力を発揮できるよう、担当制による企画力・組織力の向上に努める。また、科学的介護推進のため、データ収集力と解析力の向上を図る1年としたい。
【入所部門目標】
基本サービスの運営方法を見直し、ADL課題に沿った内容の提供ができる。
(取り組み内容)
・フロア担当制の活発化を図る
前年度から継続して2階は塚本、岸本、岡田、3階は山下、小川、新が担当。
フロア担当ミーティングと全体ミーティングで話し合う内容や頻度の明確化。
LINE warksによる情報共有の習慣化。
・ADLレベルのデータ化
各フロアのADLレベルの現状把握とともに傾向を見える化することが目的。
・各スタッフが役割を持ち、企画および運営できるスキルを磨く
【デイケア部門目標】
①移行支援の強化
現利用者で卒業(DSや地域のサロン等への移行)可能な方の有無を定期検討会として実施する。
卒業が見込める利用者にはCMへ相談し、卒業に向けた具体的リハ目標を提示する。
本人、家族が卒業後の生活を不安なく送れるよう、必要に応じて他サービスの提案も行う。
②生活行為向上加算算定の推進
臨時の居宅訪問を実施中の利用者に加算算定を提案する。今後は生活課題が明確で、施設外リハビリの実施や居宅訪問が必要なケースに算定を提案する。
→算定基準(利用開始月から6月以内等)を再確認し、フローチャート・マニュアルを作成する。
③家族支援
サービス担当者会議の際、リハビリ場面の写真や動画を持参し家族へ説明する機会をつくる。
→サービス担当者会議開催予定の前月に担当を振り分け、動画や写真撮影を行う。
④認知症予防プログラムの実施
認知症利用者等に対し作業活動として、畑作業を企画する。
⑤マシントレーニングの分析
3ヶ月毎の評価継続。負荷や頻度による運動効果やADLへの波及効果の分析を予定。
⑥フロア常駐配置(生活リハ担当)の適宜見直し
利用者の状態や来所状況変化によって、介入方法と課題の見直しを適宜行う。
【訪問部門目標】
・ リモートでの往診実施と可能なご利用者のピックアップ。
・ 営業活動:6件の事業所への営業活動実施
・ パンフレットのリニューアル。
・ 顧客満足度調査の実施:下半期開始時
・ マニュアル作成
・リハビリ養成校実習の受け入れ
・外部研修計画:生活行為向上研修、臨床実習指導者講習
・全国大会での演題発表
・役割の明確化:各スタッフの業務担当を明示し、業務進捗について企画報告する
・リーダー育成:リーダー研修、管理者研修の実施
・LIFE対策の強化:①データ収集解析方法の強化、②ADL維持改善へむけた対策
・ブランディング計画:地域へのプロモーション活動(ニュースレターの作成)
・次期改定へむけた情報収集(下半期より)
今年度は~Back to Basics~をテーマとし、実績・臨床・教育・組織形成において、基本を確実に積み上げ、次年度への備えとしたい。そのためにも、個人と組織の力を双方で高める一年とする。
令和4年度 リハビリテーション科 事業計画(要点)
【はじめに・年度方針】
21年度は介護報酬改定に伴い、①リハビリテーション実施計画書のデータ提出、②人員減への対応と業務効率化(リハマネ加算算定)、③マシンリハの導入(自主トレ推進)、④フロアとの協業(訪問指導・重度支援・生活リハ担当など)に対応した。
22年度はリハビリ科13名となり、組織強化を最優先課題とする。新たな仕組みづくり、ジェネラリストの育成、ルールや役割の明文化を行い、これらに必要となる「企画力」「折衝力」を育む一年とする。さらには、「科学的介護」の本質となるデータに基づく臨床を充実させる1年とする。
【教育目標】
・臨床実習指導者講習会の受講(岸本、高田、塚本、荒砂)
・臨床実習指導の受け入れ継続
・PTOT協会の加入と学会参加
・全国老健大会演題登録
・定例勉強会の開催
【組織目標】
・新組織体制づくり(7月目標)
・キャリア形成に必要な能力開発(リーダー・サブリーダー制)
・各部門の役割や取り決めの明文化
・データ収集・解析の推進
※22年度リハビリテーション科事業計画より
デイケア利用者様むけ勉強会の内容に音声を入れてみました。
慌ててつくったので、ナレーションが噛んでいるのはご愛嬌で・・・
フェアウインドきのリハビリチームに新しい職員が加わりました!
高田昌幸さんです。
これまで病院でのリハビリを経験後、訪問リハビリを中心に実践されていました。
今後ともよろしくお願いいたします!
今回のリハビリ科勉強会は「看取り支援」
担当は塚本OTでした。
私たちの施設でも、少しずつではありますが、人生最期の支援を行っています。
医療依存度の高いケースの受け入れは、老健施設においては困難ではありますが、私たちにできることは何か?と、日々考え研鑽していく必要を感じています。
リハビリ職として、看取り期の支援スキルを高めていけるよう、学びを深めてまいります。
現在新しいリハビリ機器の導入を検討しています。
令和3年度介護保険改定のテーマに「科学的介護」があげられています。
データに基づく支援の重要性が叫ばれる中、当施設におきましても、利用者様の身体機能を数値化できるような方法として、リハビリ器材を検討しています。
先日、橘大学の作業療法学科の皆様にリモート講義を行わせていただきました。
コロナ禍により、今年度はリハビリ実習生の受け入れをお断りしたため、少しでも老健施設のことを学生さんにお伝えさせていただきました。
パソコンの前でしゃべるのは、お初でございます(^^)
なかなか緊張感がありつつ、どのような反応なのかつかめない不安がありながらも、とにかく伝えることに集中しました(^^;
このような状況下だからこそ、できることを考えて、工夫を重ねていくことが大切ですね!
聞いていただいた、学生の皆さん、ありがとうございました!
今回のケース提示は小川OTから。
訪問リハで介入している方ですが、近所のポストまで行けるようになりたいと願う利用者様です。
リハビリテーションとは、単に運動を提供するものではなく、ご本人の願いや困りごとの解決・達成へむけたアプローチです。
転倒を繰り返すと、屋外に出ることへの不安が増強してしまいます。心理的な支援とともに、今ご本人・家族にとって必要なサポートは何かと考えて、すぐに行動することが生活期リハビリにおいては大切です。
ケース様は、携帯電話の歩数計を活用して自主トレをしたり、道中をストリービューで確認したりと、ITを活用して目標達成ができました!
デイケアチームと一緒に、次期介護保険改定についての勉強会を実施しました。
特に、自立支援と重度化予防が求められるリハビリ関連。
リハビリテーションマネジメントの考え方、科学的介護の推進、入浴の自立支援などなど・・・
私たちのデイケアに通う利用者様の特徴を再把握するとともに、次年度へむけて考える内容を整理しました。
一歩ずつ、一歩ずつ、協力しあって、あゆみを進めてまいります(^^♪
入所利用者様で元気な方には、週に1度外歩きの時間をつくっています。
リハビリ職と介護職で協力し、施設周辺を散策します。
さすがに、冬場は駐車場が限界です(T_T)/~~~
上着を羽織って、足腰を鍛えます!!
早く春がきて、コロナも終息しますように。
京都老人保健施設協会主催のweb研修が開催されました。
「老健withコロナ報告会」と題し、コロナ対応に奮闘した施設からの報告や、各部会で調査を行った結果報告、予防策などが紹介されました。
どの施設においても、最善の対策を徹底しています。
しかし、感染経路が不明となるケースもあるため、かからない努力以上に、クラスターを発生させない迅速対応が求められます。
厨房が使えない場合の対応、リハビリ実施上の対応など、たくさんのことを気づかせていただけた研修会でした。
当施設のマニュアルとゾーニング方法についても、宇都宮事務長より報告していただきました!
訪問リハビリをご利用いただいた家族様からのメッセージです。
このたび、特別養護老人ホームへの入所が決定し終了となりました。
自宅ではベッド上での生活が大半でしたが、デイサービスにも通い、ぽそっとした一言がとてもチャーミングな方です。
運動嫌いなため、はじめはなかなか受け入れが難しかったのですが、ボールをつかってキャッチボールやボール蹴り、ボーリングなどを活用し、楽しい運動をすることで活動性向上をめざしました。
こうしてメッセージをいただくと、心があったかくなります!
施設でも楽しく過ごしてくださいね!!
これまで施設では月1回スタッフ研修を実施していましたが、今年はコロナ対応により集合研修は実施していません。
その中で教育委員会では、YOUTUBEを活用し、既存・自作動画により、web研修を実施しています。
少しずつでも、学びと介護保険の方向性を学ぶ機会を作っています。
動画を見た後は、簡単な問題とアンケートに答えて、理解度を確認しています!
本日は循環器系リスク管理の勉強会。
担当は芦田OTでした。
担当ケースを振り返って、必要となる循環器リスクについて勉強しました。
クリスマスですが、みんな真剣です!!
通所リハビリでの定期運動機能評価です。
概ね3ヶ月に1度評価をしています。
写真はTUG(time up and go)を実施しているところです。
椅子に腰かけている状態から、立ち上がり3m先のポイントでUターンして元の椅子に腰かけるまでの時間を計測しています。
複合的な動作が遅くなると、それだけ転倒のリスクも高まると言われています。
身体の状態は、定期的にチェックしていきましょうね!
毎月リハビリテーション科では、勉強会・ケース検討を実施しています。
今回は「重度利用者の在宅支援」をテーマに訪問リハビリで担当した経過を報告しました。
先月ご逝去されたケースですが、寝たきり状態であっても、ご家族の皆様が献身的に介護なされていました。
後日ご自宅にお邪魔させていただいた際の、娘様の言葉が印象的でした。
「私は苦労だなんて思ったことはありません。主治医やケアマネジャーさんをはじめ、多くの方に支えられて安心して介護できました。逆にお世話できて、本当にありがたいと思っています」
心にしみるお話でした。
住み慣れた地域で最期を迎えることは、決して難しいものではないんですよね。
関わるたびに学びが深まります。
デイケア利用者様の一場面。
皆さんでリハビリ室へお越しになり、足の体操をしています。
手順書を見ながら、お互いに声を掛け合っています。
芦田OTが解説を加えて、効果的な練習方法を学習していただきました。
練習の意図を理解いただくことで、効果はグンと上がります!!
デイケアでは、小集団での体操を行っています。
スタッフの声かけに合わせて、立位での体操が進行します。
主に下肢筋力向上や転倒予防に着目しています。
ここで覚えたことを、家に帰ってもできるように、チラシも置いています(^^♪
スクワットの方法と注意点を説明しています。
膝だけで屈伸せず、お尻を鎮めるようにしゃがむのがポイントです!
集団ではありますが、個別アドバイスも忘れずに実施しています!
自分でできることを増やせるように工夫を続けています!!
毎日実施しているデイケア担当チームのミーティング。
一日の流れを振り返り、利用者の課題やセラピストの動き方などを振り返っています。鮮度ある情報共有を心がけています。
個人の「気づき」をチームで共有し、明日の臨床に活かすデイチームです。
翌日のシミュレーションもしているんですよ!
介護報酬改定の議論が進んでいます。
今年はコロナの影響もあり、プラス改定にはならないと思われます。
私たちリハビリスタッフも、方向性について理解しておく必要があります。
特に、リハビリテーション機能強化が一番に述べられています。
これから期待される施設を考えながら、日々の臨床に励みます!!
今回は歩行の見方について。
青木主任が講師です。
歩行周期の特徴について学ぶとともに、運動療法の方法について学びました。
ブリッジの方法も、様々です。
単におしりをあげるよりも、息を吐き骨盤後継させてから上げたほうが、殿筋の練習になりますよ。
本日のリハビリテーション科ミーティングの後は、歩行分析のグループワーク。
各部門ごとでチーム分けをして、感染予防対策をしながら開催しました。
ファシリテーターは青木主任です。
先月ケース検討した方の歩行動画を見ながら、グループに分かれて分析しました。
目標設定を「デイケアルームからリハビリ室まで一人で歩き、自主トレができるようになる」こととして、話しあいがスタートしました。
検討の流れは以下のとおり。
①問題点(気になるところ)を抽出
↓
②理由(考えられる要因)を考える
↓
③プログラム(自主トレも含む)
実際の臨床場面では、動作観察と同時に要因を考え、評価をしつつプログラムを実行しています。
訪問リハビリで、屋外歩行に取り組むことがしばしばあります。
在宅生活を送るために屋外に出る機会はたくさんありますよね。
ここでクイズです!
Q.「外出」をする場合、どんな準備が必要になるでしょうか?
・
・
・
・
・
A.めっちゃたくさん!!!
①服を着替える
②髪の毛を整える
③男性ならひげをそる
④女性なら化粧をする(しなくても綺麗な方はいっぱいいます(;^_^A
⑤靴下をはく
⑥コートや帽子を準備して、整える
⑦人によって眼鏡や補聴器を準備する
⑧靴を履き替える
⑨足の悪い方は杖や歩行器を準備する
⑩家の鍵をかける
などなど・・・
当たり前のようにしている外出準備も、こうしてみるとたくさんの遂行項目がありますよね。
そして、これらの準備に付随する動作もたくさん必要です。
服を着替えるために、タンスまで歩いて、引き出しから服をとる。
洗面台の前まで移動して、自分の姿を確認しながら髪の毛や髭を整える。コートが欠けている場所でハンガーまで手を伸ばす。
玄関の上がり框を降りて、下駄箱から靴を取り出す・・・・。
訪問リハビリでは、こういう「外出」に伴う必要な動作の遂行状況を確認しながら、弱点となる練習を繰り返したり、環境調整や家族へのアドバイスなどを実施しています。
でもでも、外出は楽しく、元気よくが一番です(*^-^*)
さて、今日はどこへ出かけましょうね。
利用者様の歩行の様子を動画にとり、アプローチのポイントを一緒に考えています。
歩行分析は理学療法士が得意なので、作業療法士が相談を持ち掛けることはよくあることです。
今回は後輩OTに先輩が熱心に教えてくれています!
こうして日々利用者様のアプローチを真剣に考えています!!
リハビリテーション科で実施した寝返りの勉強会。
今回は写真を撮るのを忘れていました・・・(^^;
基本的事項を振り返るとともに、今後の実習生指導に生かせるよう、内容を確認しました。
とある文献によると、寝返り動作には19ものパターンがあるそうですが、今回は大きく3つに分けて復習しました。
▮寝返り動作の3つのパターン
1つは身体を屈曲させるパターン
膝を曲げて膝を倒して寝返るか、頭を軽く上げて肩甲骨、足へと動いていくパターンです。
2つ目は足で床を押す伸展パターン
脚を曲げて、足の裏で床を押しながら寝返ります。
3つ目は、狭い場所や布団をかぶっているときに行う、身体の一部を持ち上げるパターン。
これは一般的に寝具内で行っているパターンです。肩甲骨や骨盤を持ち上げて後ろに引く動作がポイントです。
単に寝返り動作でも、奥が深いんですね。
3ヶ月に一度、デイケアの利用者様向けに勉強会を実施しています。
効果的な筋力練習について、プレ発表をしました!
年をとってからでも、遅くないことを、利用者様向けにわかりやすく説明しました。
発表者は芦田OTです!!
ワゴン車への乗り込みができると、通所サービスの利用幅が広がります。
当施設にも車椅子でのりこめる車がありますが、数に限りがあります。
理学療法士が乗り込み動作の能力評価を実施し、介護職員に最適な方法を伝達しています。
足の力が弱くなると、さまざまな能力を総動員する必要があれば乗あります。
最適な手の置き場、足の置き方、右足から?左足から?、座る場所の確認は?
などなど・・・
身体能力のみならず、環境設定や認知機能、リスク管理方法などについて確認をしています。
ぜひとも元気に通所してください!!
地域では連携力が大切といわれています。
訪問リハビリでは、他事業所のヘルパーさんや看護師さんと協働する場面がたくさんあります。
先日、ご自身で身体を動かすことが困難な利用者様のポジショニング方法について、訪問介護事業所の方と相談しました。この事業所のマネージャーさんは、褥瘡予防ケアやポジショニングに詳しい方で、体圧測定器をお持ちで、より快適な姿勢づくりを一緒に検討しました。
脳梗塞後遺症になると、筋肉の緊張が高まるケースがあります。骨盤から足部にかけてのセッティングをポジショニングピローで実施し、その効果を可視化していただきました。
写真では0表記になっていますが、実際測定したところ30mmHgあった仙骨部の圧が18mmHgまで減少しました。
こうして成果が見えるようになると、支援者もやる気になれます(笑)
日々学ぶことが多い訪問リハビリからのひとコマでした・・・
デイケア利用者様を対象とした勉強会です。
今年度4回を予定しているうちの第1弾は「肺炎予防」。
新型コロナウイルスへの対応とともに、高齢者に多い誤嚥性肺炎についての予防をお伝えしました。
担当は理学療法士の本田副主任です。
手洗いやマスク着用の効果をはじめ、誤嚥を起こしやすい食事内容や予防のための工夫について学んだあとは、呼吸に関する筋肉の練習を参加者全員で実施しました!!
しっかりと免疫力をたかめて、元気になりましょう!!
訪問リハビリで多いニードの一つに「外出」があります。
元気なときには、特に気にもせず出かけていましたが、骨折などで運動機能が低下すると、途端に活動範囲が狭くなってしまいます。
外出するにあたっても、散歩なのか、買い出しなのか、近所付き合いなのか、単なる気分転嫁なのか、運動なのかによって、その活動内容は変わります。
担当ケース様は「できれば銀行まで歩きたい」と希望されています。
しかし、実用性は低くリスクもあります。
それでも自分の足で歩く喜びを胸に抱き、少しずつ距離を伸ばしています。
新緑の比叡山を眺め、ともに前へと進んでまいります!
【入所リハ部門活動計画】
・褥瘡・誤嚥性肺炎のリスク軽減のための、姿勢・ポジショニングの設定とケアスタッフ向け勉強会の実施。
・在宅復帰支援へむけた連携強化。訪問指導の同行推奨や伝達の工夫。担当者間での課題共有等。
【訪問リハ部門活動計画】
・デイケアの卒業支援や入所利用者の退所後フォローアップ。退所後の訪問リハ推奨。
・下半期に向けて人員配置の調整を図る
【通所リハ部門活動計画】
・リハビリ便の発行:家族とのコミュニケーションツールとして活用し、他事業所との情報共有化に活用
・健康教室開催:「お悩みコーナー」掲示、健康教室の定期開催(年4回)。
・リハビリ内容の見直し:意図的なADL場面等への介入時間を確保する体制づくり
・リハマネ加算Ⅲ実施方法の見直す。課題に向けた介入を工夫(在宅訪問指導も含めて)
・卒業支援の実施:訪リハとの連携、地域のサロンや事業所との情報収集と連携
・ケース検討の実施:新人教育としての検討会継続しリハマネ加算Ⅲ増加を目指す
施設事業計画の説明会は、例年全施設スタッフに向けて実施していますが、今年はコロナ感染予防対策として、各部門ごとで実施しています。
事務長から今年度の計画を説明していただいたあと、高田事務係長より昨年動向について解説がされました。
年度計画は、コロナの状況により見通しが立たないのですが、しっかりと地に足つけて頑張っていきます!
今回の施設内研修はリスクマネジメント委員会が主催。
食事場面に潜む誤嚥リスクと、車いす介助場面での事故について体験する機会を持ちました。
食事介助では誤嚥がどのような機序で発生するのかを、言語聴覚士の山下より説明がなされました。
顎が上がると気道が開いてしまします。そのまま飲み込むと誤嚥性肺炎を起こしやすくなるため、立ったままで介助をするのは危険になることなどを学びました。
また車いすでの座位姿勢の工夫や、とろみ剤の使い方や飲み込み体験も行いました。
さらに、車いす介助と介助を受ける体験をし、わずかな段差でも衝撃があることや、速さを感じやすいこと等、再発見をする機会となりました。
今年は多くの事業所様に訪問リハの紹介をいただいています。
左京区にある当施設においては、訪問リハビリのみならず、最近ではデイケアご希望の方も非常に増えてまいりました。
この理由を個人的に考えてみたところ理由は大きく2点あると思っています。
①地域に訪問系サービスが充実してきた
②病院が一生懸命かつ丁寧に退院支援をするようになった
①については、特に訪問看護サービスが充実してきました。大きな医療法人のみならず、地域の訪問看護ステーションが増加し、医療的支援が必要な方であっても安心して在宅生活ができるようになりました。
②については、回復期病院や地域包括ケア病棟が、しっかりと在宅復帰支援をしてくれています。
私たち訪問リハスタッフも退院前訪問指導に同行し、在宅生活での課題を共有する場面もあります。
病院のリハビリ職からは、プログラム内容をはじめ、注意してきたことや個人の趣味や特性なども伺っており、
同じメニューをするというよりも、混乱されないような配慮をしつつ、生活場面に適した連続性のあるアプローチを工夫します。
退院直後は不安が多いですので、日常の生活動線を確認して、段差解消や手すり設置を担当ケアマネジャーと調整したり、転びそうな場所を想定して家具の配置を変えたりといった環境調整も行っています。
10月の施設内勉強会は「看取りケア」がテーマ。
介護老人保健施設は在宅復帰・在宅生活支援を行うのが主たる役割ですが、現在は認知症支援や中重度支援、看取り支援などの多機能性を求められています。
当施設でも看取りについてのスキルアップをめざして学びを深めています。
昨今では「終活」という言葉もよく耳にします。
自分の死を考えることは、決してネガティブなことではなく、いかに最期まで自分らしく生きるのか?という前向きな姿勢にもなります。
施設としてできることは病院とは違って限られていますが、「看取り」は今後の超高齢社会の課題です。私たちの役割を考えるきっかけとなりました!
「痛み」嫌ですよね・・・
本日も訪問リハビリで、「膝が痛いのですが動かさない方がいいですか?」と心配そうに質問いただきました。
一般的には、炎症反応(熱感や腫れなど)がある場合は安静にしていただいた方がいいです。
しかし、安静のし過ぎは禁物。
どのような動作や姿勢をしたときに痛くなるのかを確認してください。
動作時痛だけであれば、ゆっくりと痛くない方法を探して動いていただいた方が、改善は早くなります。
局所の循環不全で痛みが発生している場合が大半ですので、血のめぐりが良くなれば改善していきます。
筋肉が動くことで循環は改善していきます!!歩くことがしんどければ、座って足を動かしてみてください!
但し、じっとしていても痛みが続く場合は、極力はやく受診いただくことをお勧めします。別の病気が進行している可能性もあります。
リハビリのイメージはどのようなものをお持ちでしょうか?
テレビドラマでよく見るような、スポーツや事故などで怪我をして、平行棒の中や松葉杖を使って一生懸命に歩く練習をしている場面ではないでしょうか?
いかにも、できなくなったことを訓練して再獲得していくイメージ・・・。
⇩こんな感じで。
確かに病院では、骨折や脳卒中などの怪我や病気によって低下した運動機能を、さまざまな練習によって再獲得していくことがリハビリの目的となります。
(※リハビリテーションは英語でrehabilitationと表記されており、人生の再獲得とも訳されています)
では、介護保険で行っているリハビリも同じ意味なのかというと質感がすこし違ってきます。
病院(=医療保険)におけるリハビリは疾患の治療し、退院を目的とした機能練習が中心です。
一方、介護保険は病気の改善のために利用することが目的ではなく、自立した生活を行えるように「生活支援」をすることが目的となります。
介護老人保健施設のリハビリで生活機能を再獲得されて在宅復帰されるかたもありますが、機能改善したからといって在宅復帰できない利用者が多いのも実際です。
介護者の状況や家屋環境に影響されることが非常に大きくなります。
介護者の課題として、一緒に住まいになるご家庭に別に介護する高齢者がいたり、生まれたばかりの曾孫さんがいたり、受験生がいる場合があります。環境の課題として、段差が多く車いすでの屋内移動ができなかったり、トイレに行くのが難しかったり、山間部で介護サービス事業所がなかったりすることもあります。
つまり介護保険領域のリハビリでは、身体機能だけに着目していては、高齢者の生活課題を解決できないことが多いのです。
しかし、たとえ家に帰ることができなくとも、機能向上が見込まれないとしても、リハビリ専門職の視点を通して、自分らしい暮らしができるような提案をすることも、施設リハビリ職員の役割になります。(と、少なくとも当リハビリ科は考えています)
介護腰痛を防ぐには・・・
介護場面で何かと話題にあがるのが腰痛です。在宅介護は毎日毎日、朝から晩まで、時には夜寝る間もないほどに続くこともあります。常に「待ったなし」の状態で、疲労困憊し、介護する側される側の双方が共倒れするケースもしばしば・・・。ゴールが見えないつらさを語る方もいらっしゃるのが実際です。
つらくなる場面としては、前かがみの姿勢が続くオムツ交換や、ぐっと腰に力が入るような車椅子への乗り移りを介助者が抱えるときが挙げられます。腰周辺の筋肉疲労が積み重なって腰痛がおこり、この疲労した状況が長期化すると、何気ないきっかけでぎっくり腰になることもあります。
今回は介護腰痛を防ぐためのポイントを総論としてお伝えいたします。
介護腰痛を防ぐポイントは?
① 介助姿勢を改善する
介護場面では、どうしても不自然な姿勢になってしまうことがあります。とくにオムツ交換よく見かけるのは、身体を前にかがめる姿勢です。ポイントはベッドの高さを上げたり、ベッドに片方の膝をついて利用者に近づいたりすると、腰の負担は少なくなります。
② 福祉用具(福祉機器)を活用する
どうしても抱き上げなくてはならない場合があるのが実際です。そこで、介助者やご高齢者の体つきや、自宅の環境に見合った福祉用具を使い、腰痛予防が可能になる場合もあります。例えば、スライディングボードを使うと座った姿勢のまま車椅子に乗り移ることができます。背もたれなしで座れる能力があれば、立てない方にとっては有効な福祉用具となります。またリフトを使うことも効果的です。高齢者の身体をスリングシートで包みこみ、介助者はリモコンを操作して移乗を行うので、腰への負担は無くなります。
これら福祉用具はレンタルが可能ですので、担当のケアマネジャーに相談することをお勧めします。
③ 心理的ストレスを軽減する
最近の研究によると、およそ85%の腰痛は原因を特定しきれない「非特異的腰痛」であるとされています。腰痛の慢性化には、腰への負担だけでなく心理社会的要因が大きく関与していると報告されています。介護場面における不安や悩みを解消できず抱えたままでいると、それだけ腰痛リスクが高くなるわけです。悩みを打ち明ける仲間がいれば、ぜひお話してみてください。
④ 腰痛予防のストレッチをする
効果的なストレッチの方法は、伸ばす筋肉を意識して、息を止めずにゆっくりと吐きながら、痛みのない程度まで20 秒から30 秒伸ばすこととされています。といっても忙しい合間にできることは限られていると思いますので、今回は松平浩先生が提唱する「これだけ体操」(参考https://lbp4u.com/koredake/)の一部を紹介します。
・腰をそらせる
移乗や前かがみでの作業の後は、すぐに腰を反らせます。足を軽く開き、膝を伸ばしたままゆっくり3秒間、息を吐きながら1~2回反らせます。
・腰をかがめる
立ちっぱなしで痛くなったら、椅子に座って腰をゆっくり丸めます。足を開き、息を吐きながら床を見ます。3秒間を1~2回行います。
介護腰痛の予防のためには、介護者自身のケアはとても重要です。限界まで我慢して生活が破綻することは、介護される高齢者自身も望んではいないはず。私たち老健施設がきっとお役に立てると思いますよ。
6月よりスタートした中庭のラジオ体操。
デイケア利用者を対象に実施しています。自ら身体を動かすことはとても大切です!
ラジオ体操第2も実施していますが、スタッフもまだ少し不慣れ(>_<)ですが、これから利用者さんと取り組んでいきます!
今日の新人研修は、青木主任が講師となり、生活期リハビリと運動療法について実施しました。
日々の臨床の中での疑問についても議論しながらの研修です。
真剣に取り組むほど悩みが生まれ、相談と解決が必要となります!
施設スタッフを対象とした研修会を定期開催していますが、令和元年度初研修は宇都宮事務長による「事業計画説明会」でした。
新人スタッフも聴講していますので、介護保険における老健の役割や施設サービスと居宅サービスの違いなど基本を開設した後、平成30年度改定をうけた昨年度実績報告をしていただきました。
在宅超強化型施設として在宅復帰支援を実施したことで、ベッド稼働率が減少したことや、冬季間における肺炎発症・入院増加など厳しい現状が報告されました。
実際にベッドコントロールは大変ですが、老健施設としてしっかりと地域支援をしていく重要性と各部門スタッフへのスキルアップの必要性を実感させられました。
今年度のテーマは「看取り支援」です。医療介護度の高い利用者をいかに支援できるのか?リハビリテーション科としても取り組んでいきます!
先日6週間の実習を終えた理学療法科の学生の感想です。
Q。今回の実習で良かったことは何かありますか?
A.たくさんのことを経験させて頂いてよかったです。特に担当ケースの治療をさせていただき、実際に変化があったことがうれしかったです。
Q.老健実習で課題に思ったことはありますか?
A.病院から退院された後の生活が重要だと思いました。また、回復期病院では3時間程度のリハビリが、老健では20分になることも大変だと思いました。そのためアプローチ方法もしっかり考えないといけないと思いました。
Q.これから老健実習をする人へのアドバイスはありますか?
A.基本的な実技は勉強しておくこと。それ以外にも会話が重要です。生活歴や心理面を考えるアプローチが重要ですので、そういう関連の学習が必要だと思います。また、主体性を持つことですね。
6週間お疲れ様でした。
「アクティブラーニング」をご存知でしょうか?
昨今の学校が舞台となるドラマでも取り上げられていますし、企業研修やスポーツ現場でも取り入れられています。
当リハビリテーション科では、本年度よりアクティブラーニングを取り入れた実習指導体制をつくります。
今回は教育学を専攻した杉山PTが概要説明し、全スタッフでアクティブラーニングをどのように臨床場面で活用できるか?をテーマにアクティブラーニングを行いました!
実習生からも発言してもらい、活発な議論ができました。
兵庫県にある有馬温泉病院様と伊丹市にあるスイッチオンサービス様との合同新人研修に参加してきました。
今回は「成長」がテーマ。各自の1分間スピーチの後に、グループワークで「私たちの成長計画」について議論を深めました。
職種、分野、事業所が違う新人スタッフが集い、「成長」についてディスカッションし、グループごとに成長計画を発表するという、難易度と抽象度の高いワーク。各自が真剣に成長について語り、悩み、めざしたいセラピスト像をイメージし、目標達成へむけたプランを考えました。
ファシリテーターとなった小松と、有馬温泉病院の朴様、スイッチオンサービスの藤本様より、「次世代セラピストに求められるもの」というテーマでプレゼンを行って、さらなる学びを深めました。
有馬温泉病院の参加者は1~3年目の職員でしたが、ほぼすべてのスタッフが自己成長に必要な要素に「指導力」を挙げていたことが印象的でした。一般的な新人さんは「知識と技術」と答えるものですが、組織内に先輩が後輩を教え育む文化が根付いていることがわかりました。
さて、フェアウインドきのも大いに成長していきます!
入社式直後の新人研修では、理念を学ぶプログラムを用意しています。
Q.なぜ理念を理解する必要があるのでしょうか?
A.それは、私たちはチームで働いているからです。
チームを語るには、チームのメンバーが「チーム」とは何か?を理解している必要があります。
チームと群衆(グループ)の違いは何でしょうか?
チームには構成員が共有する目的と目標がありますが、群衆にはそれが希薄です。
たとえば、ラーメン屋に並ぶ人は群衆です。
目的はすべての人が「ラーメンを食べる」という目的で並んでいます。
単純に目的の有無だけでは群衆とチームとの違いは曖昧になりますね。
チームには、目的を共有し、お互いに協働して目標を達成するという特徴があります。
例えば高校野球チームは、甲子園出場という目的を持ち、構成員のそれぞれが役割を持ち遂行することで、それを達成しようとしますよね。
「目的」「目標」があることと、各メンバーに「役割」があることが、チームの条件です。
私たちフェアウインドきのの療養部はチームです。
ですから、チームが共有すべき目的である「理念」について、理解する必要があるわけです。
【法人理念】
【施設理念】
2019年度には4名の新人スタッフが入職いたしました。うち2名がリハビリテーション科の作業療法士です。
4月1日は、施設長の祝辞からはじまり、各部署の役職者より、施設の特徴について話がありました。
午後からはアクティブラーニングを活用し、法人理念や組織について、ディスカッションを通じて学びました。
可能性に満ちたスタッフを迎えて、我々現任者も成長してまいります!!
入所フロアには「脳トレ」プリントを設置しています。
これが利用者様に大人気!!
毎週土曜日に更新しているのですが、すぐになくってしまうほど・・・。
計算問題、間違い探し、クロスワードパズルなどなど工夫しています。
認知症予防は大切ですね!!
文化の秋。
17日~23日は文化祭です。
利用者様が作成した作品を1階フロアに展示します。
リハビリでは手先の練習として、作業活動を実施しています。
フェルトを使った作品を制作中です!!
これまでカルテは紙ベースでしたが、電子化へ向けて動き始めています。
本日は導入予定のブルーオーシャンシステムについての管理者研修でした。
様々な設定が必要となり、頭を抱える役職者たちですが、今後必要な技術となります。
一歩づつ進んでいきます!!
今年から新設されたタタミコーナー。
日本家屋に必須の和室。京都は和室で暮らしている方が大半です。
畳では、床からの立ち上がり練習のみならず、身体づくりの体操も行なっています!
家でも練習ができるように、手順書をお渡しして、体操の方法をアドバイスしています。
先日インテックス大阪で開催されていた介護用品の展示会「CareTEX2018」へ。小松、本田、青木、河原が参加しました。
最新の福祉機器や介護用品について、手に触れて説明を聞いてまいりました。これからの高齢社会へむけて様々な機器の工夫がなされていました。
牛丼の吉野家もやわらか食を作っていてびっくりでした!
今月の施設勉強会は感染予防。
久保田看護主任より、疥癬の予防と対策について説明していただきました。
基本となる研修は何度も何度も身体と頭にしみこませる必要があります。
これからの感染症シーズンに備えます!
佛教大学作業療法学科より地域実習として3週間の勉強に来られていました。
実習期間中には、デイケアでの経験、レクリエーションリーダーの経験など、盛りだくさん頑張っていただきました!
学生さんの感想です。
高齢者施設の醍醐味をたくさん感じていただきました!
私たち在宅復帰を支援するリハビリ職員にとって、福祉用具の活用は切っても切れない重要なものです。
今回新人研修の一環として、日ごろより力を貸していただいている福祉用具業者の「スマイルケア」研修展示場をお借りして学ぶ機会を作りました。
展示場には数々のベッドや段差昇降機、リフト、車椅子、歩行器などなどの福祉用具が展示されています。一つひとつの特徴と使用方法について、解説をうけて体験してきました。
ご協力いただいたスマイルケアの稲垣様ありがとうございました!
現在入所者用浴室の全面改修工事中で、利用者様には大変ご迷惑をおかけしております。工事期間中はデイケア終了後、デイケア浴室を使っています。
天井、床、壁面、介助用リフトなどの全面改修となるため、工期は9月15日までとなっております。
改装後は気持ちよく入浴できますよ!
今回の施設勉強会は「人権・身体拘束について」小山療養部長が講師となりました。
精神科病院の歴史を通して、時代とともに医療介護の中で考え方が変わってきたことをお話いただきました。
現在介護保険では身体拘束は禁止されています。やむを得ない場合でも3原則に基づき慎重に検討されたうえで実施することとされています。
今年度より、介護老健施設は機能に応じて5類型に分類(過去記事参照)されました。
当施設は医師、介護、看護、リハビリ、支援相談員、管理栄養士をはじめ、ご本人の頑張りと、ご家族の協力により、着実に在宅復帰を行ってきました。
そして、7月より「超強化型」としてスタートしています。
少しずつリハビリ室のレイアウトを変更し、実生活を想定した練習空間や、自分で運動する習慣をつくる工夫をしています!
今後も洛北地域を支える施設として、地域の事業所や団体と協力して、その役割を果たしてまいります!!
全国同様、京都も猛暑が続いています。
デイケア利用者様で実施している洗濯リハビリも、さすがに室内で実施です。
リハビリ室で干す作業をしてくれました!!
現在リハビリ科では、自立を一層促せる環境づくりに力をいれています。
リハビリ室の一角にタタミコーナーを設置し、床からの立ち上がり動作練習ができるようにしました。
まだまだ和室が多い洛北地域です。
畳で暮らしたい人を支援いたします!!
橘大学理学療法学科の学生さんが6週間の実習を終えました。
実習の感想をいただきました。
Q.当施設での実習はいかがでしたか?
A.あっという間に終わった感じです。たくさんの利用者様と関わる機会が持て、苦手だったコミュニケーションにも自信が持てるようになりました。
Q.コミュニケーションは上手にとれていたように思えましたが?
A.実は問診が苦手だったんです。前回の実習では聞き出したいことがうまく聞けずに困っていました。何から話していいのかわからなかったんです。でも、こちらでたくさんの利用者様とお話する機会があり、いきなり核心の質問をするよりも、関係性を築けるような話をした方が、本当に必要な話が引き出せるように思えたんです。
Q.具体的にはどんな内容を話したのでしょうか?
A.生活を支援するという視点を先生方から教えていただきました。特に生活面での話から話題を膨らませて展開していくと、どんどん生活像が見えてきて、本当に困っていることが理解できるようになったと思います。
Q.老健のイメージはいかがですか?
A.施設の良さはたくさんお話ができることだと思います。単なる集団体操や短時間のリハビリというイメージがあったのですが、しっかり個別リハビリをしていますし、その中で利用者様個人の生活課題についても考察されたうえで、プログラム提供していると思いました。
Q.これから老健実習をする後輩へ一言お願いします。
A.お話できる機会がたくさんあるので、失敗を恐れずに話してみてはいかがでしょうか?うまくいかないこともありましたが、チャレンジすることで気づくことがあります。生活面のお話を特におすすめします。
6週間の実習お疲れ様でした。
新人教育プログラムのラストにケース発表を行います。荒砂OTが4月から担当してきた利用者様とのとりくみ結果について報告を受けました。
全スタッフが参加して1時間の検討。様々な専門的視点から議論され、スキルアップを図りました!
本当によく頑張りましたよ!!
そして指導担当の小川OTもお疲れ様でした!!
高齢になると排尿機能の低下による尿失禁が発生しやすくなります。
主な症状は、
などです。
腎臓へめぐる血流量が低下している場合には、尿量が減ることがあります。
膀胱に尿がたまりますが、その弾力性が低下したり、膀胱そのものが小さくなってしまうと、わずかな尿でおしっこに行きたくなったしします。
また、膀胱の収縮力が低下すると、おしっこの勢いが弱くなり、特に男性の場合は残尿が起こりやすくもなります。
夜間の頻尿が起こりやすいのは、横になって休んでいると、腎臓への血流量が増加し、おしっこがたくさん作られることで発生しています。
排尿機能の低下の原因を理解することで、適切な支援を考えることができます。
本日は外部講師を招き、排泄の自立支援をテーマとした施設研修を実施しました。
排泄の機能と解剖についてなど、基本的知識と、グループワークを通して排泄支援の着眼点について学ぶことができました。
自立支援に向けて、チームで協力していきたいと思います!
平成30年度より、長期療養の利用者様へのリハビリを3回提供しています。身体機能に合わせて、プログラム提供させていただいています。
身体を動かすことが一番重要です!
特に足腰の筋力維持体操を実施しています!
手術をした後には、どうしても活動範囲が狭くなります。百貨店に買い物に行けた人が近所のスーパーにしか出れなくなったり、近所を歩けていた人であれば外に出れなくなったりします。
支援させていただいている方は、屋外に出かけることに不安をもっておられましたが、現在歩行器を使って屋外歩行の練習をするようになりました。目標は近所のお店までお買い物に行くことです。今日は行き帰りで合計40分間をしっかり歩いてきました!!一歩ずつ前に進んでいきます!!
有馬温泉病院の皆さんが見学に来ていただきました。今年度の改定により強化型老健の運営に機能特化~特に在宅復帰とリハビリが求められているとお伝えしました。
私たちなりの工夫と悩みをお伝えしつつ、意見交換させていただきました!
今回朴顧問より、「リハビリテーションにおける初期評価の手順」と題し勉強会を実施しました。有馬温泉病院の1~2年目のスタッフさんも当施設見学の後、合同で学びました!
フェアウインドきのにも実習生が学びにきます。指導者はとても一生懸命に教えていますが、どうしても自分が受けてきた実習スタイルに引っ張られてしまいます。施設としての指導方針を明確にできるよう、老健モデルを作り上げていきたいと思います。
エビデンス(科学的根拠)も把握理解したうえで、利用者様の個性と生活環境に応じたプログラム実施ができるようなセラピスト養成をしていきます!
改正介護保険法で「要介護者の在宅復帰を目指す」ことが老健施設の役割として明確化されました。これまで在宅復帰率に従った区分がされていましたが、2018年度からは施設機能の指標・点数化によって5つの区分に分類されることになりました。
指標には①在宅復帰率、②ベッド回転率、③入所前後訪問指導割合、④退所前後訪問指導割合、⑤居宅サービスの実施数、⑥リハ職の配置割合、⑦支援相談員の配置割合、⑧要介護4と5の割合、⑨喀痰吸引の割合、⑩経管栄養の割合を点数化し、Ⅰ超強化型、Ⅱ在宅強化型、Ⅲ加算型、Ⅳ基本型、Ⅴその他型に分類されることになりました。
特に強化型老健は、充実したリハビリが必須要件となり、週3回程度以上のリハビリ実施を実施することになりました。
平成30年4月現在、フェアウインドきのは在宅強化型として機能し、全ての利用者様の課題に応じて、週3回以上のリハビリを実施しています!
この4月より新人作業療法士の荒砂が入職しました!過去にデイケアでの介護経験があります。
これからもよろしくお願いいたします!
もうすぐ春です!
3月13日はポカポカ陽気でした!!
中庭でほのぼのとリハビリ体操をしています。
あったかくなってきたら、どんどん外へ出たいですね。
老健協会主催のリハビリテーション研修に、青木副主任が参加してきました。次年度の介護保険改定に向けて、私たちリハビリテーション職種が準備すべき課題について学んできました。
今回の研修では、参加施設とのグループディスカッションもあり、現状と課題について、具体的な討論がなされました。
当施設としては、地域リハビリ施設として、在宅支援に係るサービスをしっかりと行っていこうと思います!
「あなたのところ(施設)には、つながりを感じるのよ」
訪問リハビリ中に、語られた一言です。
意味を伺うと、ショートステイ利用中に、見覚えのあるリハビリスタッフが挨拶をしてくれたことに感動したようです。
お泊りへの不安があったようですが、知っている顔が表れることへの安心感が「つながり」として表現されていました。
フェアウインドきのには、入所、短期入所(短いお泊り)、通所(通い)、訪問リハビリサービスがあり、垣根のない連携を心掛けています。
京都洛北地区も全国同様、高齢化が加速していきます。地域でのつながりがとても重要になるため、医療と介護、地域の方々との協力体制づくりに力をいれていかなければなりません。それが「地域包括ケアシステムの推進」です。
今年4月の介護保険改定では、病院と地域事業所とご家族との繋がりが一層推進されます。
私たちも介護老人保健施設として、リハビリテーション機能をしっかりと果たしていきます!
作業療法士:小松顕
当施設のデイケア(通所リハビリテーション)では、日常生活の動作場面で生じる問題課題の解決へ向けて、リハビリ職員が機能練習を実施しています。
リハビリマネジメントⅡでは、担当ケアマネジャーや居宅サービス事業者の皆様とともに、定期的な会議をもち、課題の到達程度を確認しています。
上のグラフはデイケアとデイサービス(通所介護)で、身体状況の改善程度についての比較です。(厚生労働省介護給付費分科会資料より)
通所リハビリの方が維持改善率が高く、特に介護度の高い方の改善率が高いことがよくわかります。
最近では、通所介護でもリハビリ特化型デイが地域で増えており、一概に比較はできませんが、これからは単なるお預かり施設よりも、特徴ある運営を行なう施設が選ばれる時代になっていきます。
フェアウインドきのでは、これまで以上に在宅生活支援を理念としたサービス提供に励んでいきます!
厚生労働省資料からです。
全国の介護老人保健施設に在籍するリハビリスタッフ数の統計です。
在宅復帰率50%を超える強化型老健には、平均6.1人のリハビリ職員が配置されています。リハビリスタッフが多い施設ほど、在宅支援機能が高いというデータとして示されました。
私たちフェアウインドきのでは、9名のリハビリスタッフを配置し、日々在宅生活を送れるようなリハビリテーション支援に力をいれています。
個別リハビリだけではなく、生活の中で力が発揮されるよう、リハビリプログラムにもに工夫を凝らし、自立支援に努めています!!
口腔ケアは冬場に多い肺炎予防に効果的です。
厚生労働省の資料によりますと、
「介護保険施設入所者に対し、介護者による毎食後の口腔清掃+週に1~2回歯科医師もしくは歯科衛生士による口腔衛生管理を実施したところ、対照群に比べて、口腔ケア群では期間中の発熱発生率が低く、2年間の肺炎発症率が低かった」とされています。
当施設では訪問歯科による指導を受ける口腔衛生管理チームを作っています。
入所者全員にパーフェクトとはいきませんが、リスクの高い方への口腔ケアについてチームで取り組んでいます。
あけましておめでとうございます!
平成30年がスタートしました!
私たちリハビリテーション科も益々がんばっていきます!!
本日1月4日より通常業務となります。
今年一年もよろしくお願いいたします!!
先日小川OTが動作分析に関する研修会へ参加してきました。その伝達講習会です!
動作と現象の違いについて解説されたあと、写真を見ながら姿勢の問題点について討論しながら学びました。
また実習生指導にいかに活かすか?についても議論を重ねました。
コツコツとスキルアップを図ります!!
きれいな虹が木野の山にひろがりました!
年末の素敵なプレゼントです。
フェアウインドきのに架かる希望の虹の橋です!!
今月は口腔ケアと感染予防のテーマで施設内研修が開催されました。
いつも施設でお世話になっている山口歯科医院の山下歯科医師と山川歯科衛生士より、口腔ケアの重要性についてお話いただきました。
昨今の歯科診療では、誤嚥予防にも力をいれているとのこと。高齢者の誤嚥性肺炎にによる死亡率は高くなる一方です。
また、歯周病は全身へ影響し、糖尿病や脳血管障害、心疾患の増悪因子となることが分かっています。
これから寒くなる感染シーズン。お口からの健康を大切にしたいと思います。
先日に続いて、デイケアの内容に特化したミニ勉強会です!
朴顧問からデイケアの役割りについて話してもらいました。
これからどんどん前に進みます!!
〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町2250
TEL:075-712-5252
FAX:075-712-5270
リハビリ科直通:075-744-0025
業務時間
月曜日~日曜日 9:00~17:00
※日曜日は入所・ショート個別リハサービスのみ
※日曜日の電話対応は致しかねますのでご了承ください
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